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求められる信頼性、課題は検証で解決--オールフラッシュストレージ座談会(3) - (page 4)

吉澤亨史 山田竜司 (編集部)

2016-07-20 07:00

フラッシュメモリ固有の問題をどう解決するか

――ハードディスクに慣れ親しんでいるユーザーは、フラッシュストレージへの移行に心理的な障壁が高いという話も聞きます。そのようなユーザーに対しては、どのように説明をしているのでしょうか。

水落氏 顧客にとっては新しいテクノロジを導入するということは、ストレージ分野に限らず障壁だと思います。特に現場がメリットを感じても上層部を説得することができないことが多々あります。特に日本はそうだと思うのですが、やはり事例、特に同じような業種の同じような局面で使っているのが有効です。オールフラッシュアレイが速いのは当たり前で、顧客はいつも速いのがうれしいということを考えています。これも今日言いたいことのひとつで、安定性がXtremIOの鍵です。いろいろな速さを感じる局面はあると思うのですが、安定性ということを考えると、やはり「常に速い」ということが顧客は一番うれしいのではないかと思います。

 それで、導入していただいているお客様に、なぜXtremIOを選んだのかを必ず聞くのですが、その中で多いのはスピードではありません。アンケートを取るとスピードは下位でトップ10だと7~8番目です。

 アンケートで一番上に来るのは、コスト削減や安定性という部分なのです。国内でも、例えば銀行やコンビニ、そういう割と大きな顧客が重視しているのは、やはり安定しているということです。テストをしてみると分かるのですが、新しい装置はみんな速く、空の状態では非常に速くても、データを書いてみると遅いモノがでてきます。アプリケーションが増えてエンドユーザーが増えて、サービスが増えていけば、データ量は増えていきます。そうするとストレージはどんどん太っていきますから、その状態で速いかということが重要になってくるということです。データを書いていくとそれなりにそのストレージの中のCPUがビジーになり、せっかく速かったホストI/Oが遅くなる。

 普段は速いのに、週末や月末月初のバッチ処理が始まると途端に遅くなる。こういった処理はやはりCPUが余計な処理をするから遅くなるのであって、データが埋まったときにCPUが忙しくなると遅くなるというのが困ってしまう。そういうときでも同じようなスピードが維持できるアーキテクチャが必要だと思います。これがXtremIOのアーキテクチャのキーとなるところで、その安定性を評価いただいていると思っています。


日本ヒューレット・パッカード プリセールス統括本部 ストレージ技術本部 ストレージ技術2部 シニアITスペシャリスト 岩野義人氏

岩野氏 HPのフラッシュストレージは、3PARがメインになりますが、今までのストレージの実績のあるアーキテクチャに加えて、フラッシュを機能として追加していることもあって、今までのエンタープライズでも実績があります。

 つまり、安定性があることでフラッシュメモリも使えるようになったと明示できることがわれわれの戦略で、そういった部分では顧客は運用をあまり変えずにフラッシュストレージの新しい機能だけを使うことができる。しかも併用できると顧客にとってメリットがありお客様に受けているポイントだと思っています。

 もちろん運用性や安定性といった部分でもやはり注意しないといけないポイントがあって、補足的な話になってしまいますが、フラッシュ固有のテクノロジを考慮しなければいけません。たとえば、データをたくさん書いていく、つまり持続的に書き込んでいくとレイテンシが不安定になる「Write Cliff」という問題が発生します。そういう不安定な要素も考慮した形のテクノロジが重要です。

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