さとうなおきの「週刊Azureなう」

【Azureなう 7/12号】Power BI Embeddedなどが一般提供開始 - (page 3)

佐藤直生 2016年07月12日 12時00分

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Azure SQL Database: Always EncryptedがGAに

 Always Encrypted は、SQL Server 2016、データベースサービスであるAzure SQL Databaseの両方で使用できるデータ暗号化機能であり、データベースに格納されたクレジットカード番号などの機密データを保護するための仕組みを提供します。クライアントはデータベースに暗号化キーを開示することなくデータを暗号化できます。Always Encrypted対応のドライバがアプリケーション内のデータを自動的に暗号化、復号することで、Always Encryptedはアプリケーションに対して暗号化を透過的に実行します。次の図は、Always Encryptedのアーキテクチャです。


Always Encryptedのアーキテクチャ

 Azure SQL DatabaseのAlways Encrypted機能は、2015年10月にパブリックプレビューになっていました。そして、今回、この機能がGA(一般提供)になりました。

 Always Encrypted対応のドライバは、現時点では.NET Framework Data Provider for SQL Serverのみですが、近日中にJDBCドライバ、ODBCドライバも対応予定なので、より多くのアプリケーションから活用可能になりますね。

 詳細については、SQL Server 2016のドキュメントAzure SQL DatabaseのチュートリアルSQL Server Security Blogをご覧ください。

Azure Container Service: Windows Server Containersサポートのプライベートプレビュー

 Azure Container Service は、Linux VM上にDC/OS(Mesos)、またはDocker Swarmを使ったDockerコンテナ向けのクラスタを迅速に構築する機能です。

 また、現在プレビュー中のWindows Server 2016では、Windows Server Containers、Hyper-V Containersと呼ばれるコンテナ機能が新たに実装されつつあります。

 今回、GA(一般提供)済みのLinux向けAzure Container Serviceに加えて、Windows Server Containers向けのAzure Container Serviceのプライベートプレビューが発表されました。このプレビューでは、Docker Swarmを使ってWindows Server Containers向けのクラスタを構築できます。

 本稿執筆時点では、残念ながらプライベートプレビューの登録が一旦終了していますが、再開される可能性もあるので、興味のある方は最新情報をチェックしていてください。

Azure Redis Cache: Premiumレベル向けの新しい管理オプションのプレビュー

 Azure Redis Cache は、インメモリのデータストアであるRedisのマネージドサービスです。Azure Redis Cacheには3つのレベルがあります。開発/テスト向けのBasicレベルは、SLAを提供しません。Standardレベルは、99.9%のSLAや、2ノード間のレプリケーション/フェールオーバーをサポートします。最上位のPremiumレベルは、高いパフォーマンス/スループット、キャッシュ上のデータの永続化、シャーデングによるクラスタリング、Azure Virtual Networkの仮想ネットワークへのデプロイインポート/エクスポートといった、高度な機能をサポートしています。

 今回、Azure Redis CacheのPremiumレベルに、2つの管理オプションが新たにプレビューとして追加されました。

  • 再起動
    キャッシュ内のノードを再起動できるようになりました。これによって、キャッシュ障害時のアプリケーションの回復性をテストできます。2ノードのうち、マスター(プライマリ)ノードのみ、スレーブ(セカンダリ)ノードのみ、または両方のノードを再起動できます。クラスタリングを使っている場合は、再起動するノードに加えて対象のシャードも指定できます。
  • アップデートのスケジューリング
    Redisサーバのアップデートのためのメンテナンスウィンドウを指定できるようになりました。Standardレベル以上ではキャッシュは2ノード構成になっており、Redisサーバのアップデートによってキャッシュ全体としてのダウンタイムは発生しませんが、ピーク時にマスターのメンテナンスによるフェールオーバーを発生させたくはないものです。メンテナンスウィンドウの指定によって、これを回避できるようになります。

 次の画面は、Azureポータルで再起動の実行、アップデートのスケジュール設定を行っています。


Azureポータルで再起動の実行

アップデートのスケジュール設定

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