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日本株展望

米国株高によるリスクオンと円安期待 - (page 3)

ZDNet Japan Staff

2016-07-15 11:10

「ニューソブリン」を意識した割安大型優良銘柄

 以上のように、米景況感の改善、米国株高、ドル円の底入れ感、国内の政策期待(景気対策と追加緩和をめぐる観測)が重なっている。この内外環境の改善が続くなら、日経平均が戻り売りをこなしながら、当面も上値余地を探る動きが期待できる。

 そうした中、米国市場で言われている「ニューソブリン」(債券型株式)を投資対象として注目したい。これは、金利(利回り)の低下で投資魅力が薄れてきたソブリン債(国債や政府機関債)に代替する投資対象として、時価総額が大きく流動性が比較的高い大型優良銘柄群(=安全性が比較的高い銘柄群)の中で配当利回り(=債券のクーポンに相当)が比較的高い銘柄が選好されやすいというものだ。

 参考までに、TOPIXコア30指数の構成銘柄(東証上場の時価総額上位30銘柄)のうち、配当利回りが3%を上回り、PBR(株価純資産倍率=株価÷1株当り純資産)が1倍未満にある銘柄を9銘柄スクリーニングすることができた。どの銘柄も、年初からの円高、原油相場下落、マイナス金利政策への懸念のどれかで売られてきた業界の最大手銘柄ばかりだ。

 悪材料の影響(株価への織り込み)が一巡しつつあると想定し、こうした割安大型優良銘柄を保有して配当収入を安定的に積み上げていくという投資対象を、「日本型ニューソブリン(債券型株式)」と呼び注目したい。

図表4:TOPIXコア30の構成銘柄(配当利回り3%以上&PBR1倍未満)


(注1)上記は、TOPIX30構成銘柄のうち、「配当利回り3%以上でPBRが1倍未満」の条件を満たした銘柄群。
(注2)増減益率予想、予想PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りはBloomberg集計による市場予想。
(出所)Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(7月14日)

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