
セキュリティの強化
法人顧客は新たなセキュリティ機能を使用できるようになる。2種類ある「Windows 10 Enterprise」エディションのハイエンド版である「Windows 10 Enterprise E5」エディションのサブスクライバーは、オンライン上の脅威や攻撃を検知する「Windows 10 Defender Advanced Threat Protection」(WDATP)を利用できるようになる。
Windows 10は既に「Windows Defender」というウイルス対策ソフトウェアを搭載しているが、WDATPによって大量のセキュリティデータを分析することで、発生しつつある脅威を特定するとともに、攻撃への対処方法を示唆できるようになる。WDATPはローンチに先立って300社以上の企業でテストされてきている。
長い間待ち望まれてきた機能である「Enterprise Data Protection」も「Windows Information Protection」という名称に変更され、今回のアップデートに搭載される。
この機能は、不慮のデータ漏えいを抑止するために、コンテナ化技術を用いてファイルを隔離することで、個人のデータと企業のデータを切り離すとともに、誰がどのファイルにアクセスできるのかといったさまざまな統制を可能にするものだ。
提供:Microsoft