
Linuxのコマンドラインツールが利用可能に
今回のアップデートにより、「Ubuntu Linux」上のさまざまなソフトウェアが、仮想マシンやサードパーティーのツールを実行する必要なしにWindows 10上で実行できるようになる。
「Ubuntu 14.04」上で稼働するコマンドラインインタープリタである「Bash」がWindows 10上で利用可能になるのだ。
Bashシェルにアクセスできるようになることで、パワーユーザーは数々のコマンドラインツールを利用して、複雑なコマンドの並びを自動的に実行できるようになる。
BashシェルはUbuntu向けの他のコマンドラインアプリケーションをインストールし、実行するためにも使用できる。Microsoftは公式にはコマンドラインアプリケーションの実行しか推奨していないものの、一部のユーザーはGUIベースのUbuntuアプリケーションを実行する方法を見つけ出しており、「Unity」デスクトップすら動作することが確認されている。
Microsoftは、Linuxのシステムコールを取り扱うWindows 10ソフトウェアサブシステムのおかげで、UbuntuのソフトウェアはWindowsアプリをネイティブ実行させるのと同程度の速度で実行可能だと述べている。