
デジタルペンのための新しいハブ
タッチスクリーンを搭載したコンピュータ上で絵を描いたり、手書きでメッセージを書くためにデジタルペンを使用するのはニッチな使い方だ。
とは言うものの、このアップデートではWindows 10でデジタルペンを容易に使用できるようにするための新機能が数多く導入される。タスクバーの通知領域にあるペンアイコンをクリックすると、手書きでメッセージを書いたり絵を描けるアプリへのリンクを保持したサイドバー「Windows Ink Workspace」が表示されるようになる。これらのアプリには「Sticky Notes」や「Sketchpad」、デスクトップ上で絵を描いたり画面イメージを取得する「Screen sketch」が含まれている。また、今後の予定をSticky Notesに走り書きするだけで、カレンダーに自動的に登録されるようにもできる。
ユーザーは、同機能をサポートするアプリ内で画面上に表示されるルーラーを使うことで、デジタルペンで直線を描画できるようになる。
このアップデートによって、Officeや「Maps」、Edgeブラウザといった一般的なアプリ内でデジタルペンが簡単に使用できるようになる。例えば、ペンを使ってOfficeドキュメントのテキスト上をなぞると、Windowsが手書きの線をきれいに補正してテキストをハイライトしてくれる。
ただ、Microsoftの「Surface」が手書き入力をサポートし、デジタルペンを搭載しているモデルもあるとはいえ、この機能に対するニーズの高さについては今のところ未知数だ。
提供:Microsoft