Cognitive Servicesの「Bing API」がGA
Microsoft Cognitive Servicesは、自然言語処理、視覚/画像、音声などに関する機械学習ベースのインテリジェントなREST APIです。2015年4月のBuild 2015で、前身のProject Oxfordがプレビューとしてリリースされ、今年3月のBuild 2016で、その後継となるCognitive Servicesがプレビューとしてリリースされていました。
今回Cognitive Servicesで、次の一部のAPIがGA(一般提供)になりました。
- Bing Autosuggest API:検索キーワード候補を提示する自動サジェスト機能
- Bing Spell Check API :スペルチェック機能
- Bing Search API :Bing Web Search API(ウェブ検索機能)、Bing Image Search API(画像検索機能)、Bing Video Search API(動画検索機能)、Bing News Search API(ニュース検索機能)の4つ
次の画面は、Bing Autosuggest APIの使用例です。Cognitive ServicesはREST APIなので、プログラミング言語を問わず、サービス、アプリ、ボットなどから簡単に利用可能です。ぜひさまざまな活用方法を考えてみてください。
Bing Autosuggest APIの使用例
Azureソリューションの公開
Azureには、数多くの機能がありますが、特定のソリューションを実現するために、どの機能を組み合わせて使えばいいか分かりにくい場合がありました。今回新たに公開された「Azureソリューション」ページでは、デジタルマーケティング、モバイル、EC、BIといったソリューションカットで、事例、利点、関連するAzureの機能やパートナー、リファレンスアーキテクチャを知ることができます。
次の図は、デジタルマーケティングソリューションのリファレンスアーキテクチャの一例です。
「Azureソリューション」にあるデジタルマーケティングソリューションのリファレンスアーキテクチャの一例
日本語化はまだこれからですが、内容も今後さらに改善していきますのでご期待ください。
それではまた来週。
- 佐藤直生 (さとうなおき)
- 1999年から、OracleでJava、アプリケーションサーバ、開発ツールなどのエンジニア/テクニカル エバンジェリストを担当後、2010年9月にMicrosoftに入社。Microsoft Azureの黎明期からエバンジェリスト/テクノロジストとしてAzureを担当。オライリーなどの技術書の監訳、翻訳も多数。 ブログ: https://satonaoki.wordpress.com/ Twitter: https://twitter.com/satonaoki