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ARMやシマンテックら、IoTセキュリティのための新プロトコル「OTrP」で連携

Danny Palmer (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2016-07-21 13:27

 モノのインターネット(Internet of Things:IoT)とコネクテッドデバイスに関しては、統合的なサイバーセキュリティ規格が存在せず、そのことが原因で、産業用ネットワークや企業ネットワーク、ホームネットワークに甚大な被害をもたらす可能性のあるセキュリティ侵害が発生するおそれがある。

 センサから自動車、医療用機器まで、膨大な数の各種デバイスが既にインターネットに接続されている。Gartnerの試算によると、毎日550万台の新しい「モノ」がインターネットに接続されているという。現在50億台以上のデバイスが接続されており、その数は2020年までに200億台に達する見通しだ。

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 しかし、IoTデバイスのセキュリティに適用される規格は存在しない。今後2年以内にセキュアでないコネクテッドデバイスに起因する大規模なサイバーセキュリティ侵害が発生するだろうと専門家は既に予想している。

 ARMやIntercede、Solacia、Symantecなどの企業グループが「Open Trust Protocol」(OTrP)に取り組んでいる。OTrPの狙いは、コネクテッドデバイスを保護するために、セキュアなアーキテクチャとコード管理を提供することだ。OTrPのアーキテクチャが採用したテクノロジは、金融業界に導入され、スマートフォンとタブレットで機密データを扱うために使用されているものだ。

 ARM Security SystemsのバイスプレジデントであるMarc Canel氏は、「さまざまなモノがインターネットに接続される世界では、あらゆるデバイスとサービスプロバイダーの間に信頼関係を構築することが極めて重要だ。オペレーターは自らのシステムと情報をやりとりするデバイスを信頼する必要がある。OTrPはシンプルな方法でこれを実現する。OTrPはEコマースのトラストアーキテクチャを、あらゆる既存プラットフォームに簡単に統合可能な上位レベルのプロトコルと組み合わせる」と述べた。

 OTrPは上位レベルの管理プロトコルで、例えばモバイルコンピューティングデバイスを悪意ある攻撃から保護するARMの「TrustZone」をベースとする「Trusted Execution Environment」などのセキュリティ製品と連携する。OTrPを公開鍵インフラストラクチャベースのシステムと連携させて、サービスプロバイダーやアプリ開発者、ハードウェアメーカーが自らの鍵で、信頼できるソフトウェアや資産の認証と管理を行えるようにすることが可能だ。OTrPを開発した企業グループによると、OTrPは既存のTrusted Execution Environmentや、RSA暗号技術をサポートするマイクロコントローラベースのプラットフォームに簡単に追加できるという。

 OTrPは基本的に、IoTデバイスやモバイルデバイスを悪意のある攻撃から保護するために、セキュリティソフトウェアと連携するよう設計された管理プロトコルだ。

 OTrPに取り組む企業グループは、このプロトコルが、Eコマースのセキュリティアーキテクチャで確立された手法のような、集中型のデータベースを必要とすることなく信用できるソフトウェアを管理できるオープン標準となるよう導きたいと考えている。

 Intercede、Solacia、Symantec、Beanpod、Sequitur Labs、Sprint、Thundersoft、Trustkernel、Verimatrix、ARMといった企業がOTrPの取り組みに協力している。

 ARMやIntercede、Solacia、Symantecなどの企業グループが「Open Trust Protocol」(OTrP)に取り組んでいる
提供:iStock

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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