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データの前処理が最小限で済むNoSQLこそが市場を変える--マークロジックCEO

吉澤亨史 山田竜司 (編集部)

2016-08-22 07:00

 基幹業務に対応したエンタープライズNoSQLデータベースのプラットフォームを提供するMarkLogic。その特徴は、企業や組織のデータベースを統合するというアプローチで、これにより急成長を遂げている。今回は、同社の最高経営責任者(CEO)であるGary Bloom氏に話を聞いた。

――MarkLogicとはどんな企業か。

 MarkLogicは2001年の設立から、分断されたデータの統合に取り組んでおり、特許を取得している基幹業務に対応したエンタープライズNoSQLデータベースの基盤を提供しています。本社はシリコンバレーにあり、米国、欧州、アジア、オーストラリアに13の拠点があります。従業員数は550人以上で、世界で600以上の顧客がおります。


MarkLogic 最高経営責任者(CEO)であるGary Bloom氏

――現在、データに関して企業が抱えている課題には、どのようなものがあるか。

 ビジネスが求めているのは、活用可能なデータです。しかし現実は、必要なデータが別々のデータベースに存在していたり、データの統合がM&Aのスピードに追いつかない、それでもデータをリアルタイムで提供しなければならないなど、データの提供や利用までのルートが分断されてしまっているのが実態です。

 しかも、分断されたデータの統合には膨大なコストがかかります。データサイエンティストがデータを整理するために80%の時間が前処理に利用されているという話もあります。データウェアハウスのプロジェクトにおけるETL(抽出、変換、ロード)のコストが高く、全体の60%を占めています。リレーショナルデータベースのサイロを作り出すのに多くのコストがかかっているのです。

 特にETLは、さまざまなデータベースからデータを抽出し、データウェアハウスで利用しやすいように加工して書き出すという、リレーショナルデータベースに必須の機能です。しかし、ETLが要因でアジャイル性やタイムリーな対応、コストが犠牲になっているのが現状で、ITにおける大きな課題となっています。データをより効率的に早く、少ないコストで統合できるデータベースが求められているのです。

 われわれは、基幹業務に対応するエンタープライズ向けNoSQLデータベースを提供しています。その特徴は、ETLを必要とせず簡単にデータを取り込めること、データにそれぞれインデックスを付与することでデータを簡単に取り出せること、100% ACID準拠でエンタープライズの基幹業務に対応できる高い信頼性があることです。

――NoSQLは非構造化データを扱うことに向いている。どのように構造化データも合わせて扱うのか。

 従来は、構造化データ用、非構造化データ用に、それぞれデータベースを構築していました。オラクルやIBMもそうですね。しかしわれわれはデータベースをひとつに統合することを提案しています。構造化データも非構造化データもひとつのデータベースに取り込むわけです。

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