デジタル変革の処方箋

1%しか使われていない顧客データの活用が差別化の鍵を握る--セールスフォース - (page 3)

大河原克行

2016-07-22 07:30

 続いて登壇したセールスフォース・ドットコム 取締役社長兼最高執行責任者(COO)の川原均氏は「日本においては、デジタルトランス変革に対して一歩引いたところにいる企業が多い」と指摘。デジタル変革に向けて積極的な取り組みを行っている、アクセンチュアの社長を務める江川昌史氏をゲストに招いた。

江川昌史氏
アクセンチュア 代表取締役社長の江川昌史氏

 江川氏は、「デジタル変革については、顧客がデジタル化するデジタルカスタマーと、企業がデジタル化するデジタルエンタープライズという2つのデジタル化のバランスを重視することに気をつけている。デジタルカスタマーは進んでいるが、デジタルエンタープライズが遅れているという実態がある」とする一方、「セールスフォース・ドットコムでは、Sales、Marketing、Serviceという3つの製品がきっちりとそろっている。また、開発スピードが速く、導入までの時間も短い。5000人の企業において、3カ月半でシステムを開発した例もある。その点を評価している」と述べた。

川原均氏
セールスフォース・ドットコム 取締役社長兼COOの川原均氏

 また、川原氏は、今年後半に向けさまざまな製品を国内に投入していくことに触れ、見込み客の創出から受注、追加商談まで同じプラットフォームで一気通貫で提供する「LEAD TO CASH」と、すべてのチャネルで顧客とつながりロイヤルカスタマーを創出する「ENGAGEMENT CENTER」の観点から製品を紹介。

 LEAD TO CASHでは、6月にPardotの新機能であるPardot Engagement Studioを提供したこと、9月にSalesforce CPQを投入する予定であること、ENGAGEMENT CENTERでは、6月にService CloudのモバイルサポートソリューションであるSOSを投入したこと、9月にField Service Lightningを投入する予定であることを示した。

 川原氏は、「セールスフォース・ドットコムは、デジタル変革に向けた基盤を提供する。これをパートナーとともに顧客に届けるようにしたい」と締めくくった。

 なお、2日目となる7月21日は、マーケッター向けの「Salesforce for Marketing」と、開発者向けの「Salesforce for Developers」を同時開催。最新テクノロジや開発のトレンド、これからのアプリケーション開発の手法などを紹介した。

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