AWSの利益は伸び続ける
顧客は不満を述べていないし、それはAmazonとて同じだ。Amazonの利益の半分以上がAWSによってもたらされており、AmazonはAWSへの依存度合いを高めている。AWSの売上高がAmazonの総売上高に占める割合はまだ10%程度にすぎないが、急速に伸びており、第2四半期には前年同期比58%増の28億9000万ドルとなった。また、AWSの営業利益は前年同期の3億500万ドルから2倍以上に増え、7億1800万ドルとなり、営業利益率は24.9%となった。
この営業利益率は絶頂期のMicrosoftのそれには及ばないが、利幅が薄いと言われるクラウドのイメージからはほど遠いものとなっている。
そして、こうした数値はまず間違いなく、さらに上昇していくはずだ。Olsavsky氏は、AWSの利益が四半期ごとに上下すると警告したが、エンタープライズがAWSの革新性やエコシステム、経験に魅力を感じて依存度を高めるようになるにつれ、その売上高は増え続け、収益性もさらに向上していくだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。