デジタル人事の時代

デジタル時代のワークスタイル変革--ホワイトカラー領域に侵食するロボティクス - (page 2)

田中公康 平野圭祐

2016-08-12 07:00

なぜ生産性や創造性を高める必要があるのか

 ワークスタイル変革を進める企業が「イノベーションの創出」を掲げる背景の1つに、いわゆる「ホワイトカラー」の価値の見直しが進んでいることが考えられる。製造業では古くから製造現場の受託生産やオートメーションにより、メーカーの上流工程や品質管理へリソースが集中していた。

 このような考え方がホワイトカラーの業務領域においても徐々に広まり、特に近年は「クラウドソーシング」「ロボティクス」により、ホワイトカラーの働き方は変革を余儀なくされている。

クラウドソーシングの活用

 ホワイトカラーの価値の見直しの潮流の1つとして、クラウドソーシングが挙げられる。クラウドソーシングは、社外の不特定多数の人に単発のタスクを文字通り「クラウド」の人材に発注するものであり、翻訳などの手間のかかる作業の効率化から、アプリの開発やポータルサイトのデザイン案の募集など、従来自社内で取り組んでいたアイデアやサービスの企画自体の発注など多岐にわたる。

 単なる作業の外部化にとどまらず、社内にない人材の能力を迅速かつ容易に補てんする方法として有効な手立てとして注目されている(図3)。

図3:クラウドソーシングの位置づけ
図3:クラウドソーシングの位置づけ

 例えばDeloitteでは自社で開発したプラットフォーム上で、マーケットリサーチやアプリ開発の発注を実施している。クライアントに、営業プロセスの企画案を提案する際に、営業ツールとなるアプリのモックアップの開発をクラウドソーシングで発注し、提案内容とセットで売り込むことで提案とサービスの向上を見込んでいる。

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