ミツカン、オープン系への移行で運用費を75%削減--スクラッチで再構築

NO BUDGET 2016年08月08日 12時17分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ミツカングループは受注・在庫管理システムを構築した。30年以上運用してきたホストシステムを刷新し、2015年11月末に新システムに移行、ランニングコストを75%削減している。新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)が8月4日に発表した。

 ミツカングループは、ホスト上の基幹業務システムを順次オープン系システムへ移行してきており、その最終段階が、今回のドライ食品の受注・在庫管理システムの移行だった。このシステムは、長年の改修で機能が複雑化しており、ドキュメントの整備も追い付いておらず、詳しい技術者の暗黙知での運用に依存していた。

 NSSOLは、オフショア開発でコスト効率を高めながら、旧ホストシステムの仕様を明確化した上で、使われなくなった機能を省いた新システムをスクラッチで再構築することをミツカングループに提案した。これに対し同グループは、新システムへの移行目的である「ホストランニングコストの削減」「プロジェクトマネジメント標準の定義」などを効果的に達成できると評価した。

 構築フェーズでは、.NETをベースにした独自の開発フレームワーク「AmiNavire」を活用するとともに、NSSOLの社内クラウド上の独自開発環境「NSSDCクラウド」で中国の開発拠点と連携し、システム品質を向上させた。

 オープン系システムへ移行したことで、ミツカングループはIT環境変化への対応を実現し、ドキュメント類の整備を通じたベテラン社員と若手社員とのノウハウ共有などで、情報システム部の組織対応力強化やプロジェクトマネジメント標準の定義も達成された。

 ミツカングループは今後、運用管理の強化、必要に応じた機能改修によって、システムの安定性をこれまで以上に向上させていく方針だ。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]