インテックとアシストは8月5日、インテックが販売するウェブアプリケーション統合基盤の「OutSystems Platform」と、アシストが取り扱うビジネスルール管理システム(BRMS)「Progress Corticon」を組み合わせた「超高速開発ソリューション」で協業していくと発表した。
ビジネスルールをプログラムから独立させて管理できるBRMSは、従来型の開発手法では難しかった「後工程での要件変更」に柔軟に対応できるため、ルール変更の多い与信業務や審査業務が行われる金融/保険業界、料金プラン改定の多い通信業界などで採用されている。
Progress Corticonは、コーディングなしでビジネスルールを表現し、要件の追加や変更をシステムに素早く展開できることに加え、独自アルゴリズムによってルールの数やデータ処理の複雑さが増した場合でも高いパフォーマンスを発揮するといった特徴を備える。
一方、OutSystems Platformは、PCやタブレット、スマートフォンなどのさまざまなデバイスに対応したウェブアプリケーションをコーディングなしで構築する基盤システム。処理アイコンや矢印など用いてビジュアルベースで設計した処理フローに沿って、必要なプログラムコードを自動で生成する。また、パフォーマンス管理、バージョン管理や複数環境への配備の自動化など、開発だけでなくシステムの保守運用フェーズでの大幅なコスト削減を支援する機能も備える。
超高速開発ソリューションは、これらの製品を組み合わせて、ビジネスルールをProgress Corticonで管理し、アプリケーションはOutSystems Platformで開発運用する。システムの開発フェーズにおける生産性向上と保守の容易性による運用フェーズでの負荷軽減に加え、コスト削減を支援する。