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日本株展望

クイズで学ぶテクニカル指標(1):売買シグナルの使い方

ZDNet Japan Staff

2016-08-08 11:21

 8月8~10日は「クイズで学ぶテクニカル指標(1)~(3)」をお届けする。

 楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が過去25年間の日本株ファンドマネージャー時代に実践を通じて有効と考えたパターンを解説する。今回は「クイズで学ぶテクニカル指標(1):売買シグナルの使い方」をお届けする。

まずはクイズ

<クイズ>以下のA社チャートは売りと買い、どっち?

(注:楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジスト 窪田真之氏作成)
(注:楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジスト 窪田真之氏作成)

 窪田氏は2013年まで25年間、日本株ファンドマネージャーをやってきたという。その大部分が年金や投資信託での長期投資だった。2~3年の運用期間を想定し、投資価値を高めていく銘柄の選別に注力していたという。

 窪田氏のファンドマネージャー経験の中で銘柄選別を一生懸命やっても意味がない時期があったという。1990年代前半だ。バブル崩壊後の日本では、何を買っても下がるのが当たり前だった。その頃の窪田氏は、銘柄選別より日経平均先物やオプションの売買に熱中していたという。先物やオプションの短期売買しか、安定的に利益を積み上げていく方法がなかったからだ。

 先物の短期売買で重要なのはテクニカル分析だ。チャートや出来高の変化を見ながら、投機筋の買いポジションや売りポジションがどう変動していくか1日中考えていたという。窪田氏は、オプション取引は得したり損したりであまりうまくいかなかったというが、先物の短期売買では、安定して利益を稼ぎ続けることができたという。

 今回お伝えしたいことは、売買シグナルの意味と使い方だ。

 冒頭のクイズの答えは「買い」が正解だ。A社チャートは「2番底」(英語ではダブルボトム)という買いパターンになっている。直近の高値を抜けて、ここから上昇に弾みがつきそうだ。

 売買高が急増していることも重要だ。何か好材料が出て、積極的に買ってきている投資家がいると考えられる。株価が下がってきている時の売買高より、今の売買高の方が大きいので、ここから戻り売りをこなして上値を追っていく可能性が高いと考えられる。

100%当たる売買シグナルはない

 こういうクイズを出すと「チャートだけでは今後の株価はわかりません」と考える方もいるだろう。その通りだ。チャートに基づく投資判断は、100%当たるものではない。

 ただし、チャートのパターンを見ることで、統計的に今後上がる可能性が高いか低いか判断することはできる。統計的に、7割の確率で上昇するチャートパターンがあれば、それは立派な買いシグナルだ。

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