設備構成の評価ポイントについて
これらの評価基準については、日本データセンター協会(JDCC)や金融情報システムセンター(FISC:The Center for Financial Industry Information Systems)での、判断基準が示されているため、ここでは大まかな紹介にとどめる。
(1)データセンターの立地環境(天災・利便性)
天災(地震・津波・高潮・河川氾濫・竜巻等)が発生しない地域というものは無いので、「その影響が少ないか」「対策は十分にとられているか」が、判断ポイントとなる。
また、データセンターとして必須となる、電力・通信・交通インフラ・生活インフラ・周辺環境等について、「信頼度の高い立地環境であるか」および「交通期間の利便性が高いか」についても、重要な要素となる。
(2)建物:コンピュータシステムの格納場所(堅牢性)
データセンターを収納する建物については、堅牢さが求められる。堅牢性の判断材料としては、地震対策(現在では免震装置は必須)、外部からの侵入防止対策等が、重要な要素となる。また、設備の老朽化対策としての無停止での機器更新スペースの確保も、忘れてはならない。
免震装置
外柵