Cisco Systemsは米国時間8月15日、コラボレーションツールである「Cisco Meeting Server」をリリースしたと発表した。これは、ウェブ会議ソフトウェアのAcanoを買収して得たテクノロジを利用した初の製品だ。
CiscoのIoT兼アプリケーション担当シニアバイスプレジデントRowan Trollope氏によると、Microsoftをはじめとする他のベンダーのテクノロジは他社製品との連携という点で改善の余地があるという状況において、Acanoの人材を加えた同社のチームは、期待通りの相互運用性の向上を実現したという。
ウェブ会議でCisco Meeting Serverを用いることにより、「Skype for Business」のユーザーだけでなく、競合企業であるPolycomやAvayaの製品を使用しているユーザーとも容易に接続できるようになる。
Trollope氏はプレスリリースで「『iPhone』からサムスンの『Galaxy』に電話をかけられるかどうかなど考える必要もないように、企業は誰でも会議に参加できることを知っておく必要がある」と記している。
この新たなツールは相互運用性を約束しているほか、デスクトップPCから会議室やモバイル機器にいたるまでのスケーラビリティを備えているという。複数のオフィス間をまたがるウェブ会議では、大きな帯域幅が必要となり、その利用コストも高くなる場合があるが、CiscoによるとMeeting Serverはサイト間の帯域幅を最適化することで、こうしたコストを削減できるという。なお、Meeting Serverはユーザーベースのライセンスモデルに基づいて提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。