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大木豊成「Apple法人ユースの取説」

クラウド時代の、正しいSIerの選び方 - (page 2)

大木豊成

2016-08-17 07:00

馬が合わないSIerと付き合い続けるのか

 「馬が合う」「馬が合わない」という言葉がある。合わないほうで言えば「好みや考え方が合わず、付き合いにくい」ことを指す。反りが合わないとも言うが、考え方が合わないので、一緒に仕事をすることはなかなか難しい。しかし、購買部門がある企業の場合、後々の進め易さを鑑みず、見積書の金額だけで単純比較をして発注してしまうことが多いのだ。


 購買部門が決定したSIerと仕事をするのは、情報システム部門であり、ユーザー部門だ。たしかに金額は安かったかも知れないが、蓋を開けてみると想定と違うことがある、というのは日常茶飯事だ。受注側は、可能な限りコストダウンした体制で取り組んでおり、ユーザー企業の細かい希望に対応できない。

 そう考えてみると、多少の価格の違いよりも、“馬が合う”SIerと仕事をすることが重要なのだ。また、価格勝負だけのSIerの場合、タブレットやスマートフォンに精通していない、という話もある。旧来の開発言語だけを習得したエンジニアしかおらず、無理矢理そこに合わせた提案をすることもあるのだ。

 馬が合う人と仕事をしていると、お互い譲歩しやすいというメリットもある。接待交際などは不要だが、一緒に食事をしたくないような相手と仕事をしてもほぼ上手くいかない、と断言できるくらいだ。

いったん入り込んだらすぐに新人担当を配置された

 SIerと取引が長くなると、営業担当が変わることがある。その場合、以前の担当より若手の担当になることが多い。しかし、中には新人担当に変わってしまい、引き継ぎもロクにされていない、なんてことが起きている。

 また、新人教育がきちんとされていないのか、無礼な対応を受けることもあるようだ。せっかく馬が合う人と出会えたとしても、こういう流れになってしまっては、見直しをかけざるを得ないケースも出てくるようだ。

 昭和の時代なら、「馬が合わない」なんて言うと、上司から雷を落とされたかもしれない。しかし、現代はオンラインコミュニケーションも多くなっているからこそ、馬が合う人と仕事をする重要さが認識されるべきなのだ。

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