日立電線、認証アプライアンス「Account@Adapter+」新版--不正通信抑止を強化

NO BUDGET

2016-08-19 12:14

 日立電線ネットワークスは8月18日、自社で開発、販売している認証アプライアンスの最新版「Account@Adapter+ Version6.05」をリリースした。ログ管理サーバ「LOG@Adapter」と連携した不正アカウントのブラックリスト登録や申請端末MACアドレスの自動登録など、不正な通信を抑止する機能を強化するとともに、認証システムの利便性を向上しているという。

 最新版のAccount@Adapter+は、不正通信ログ(syslog)を受信したLOG@Adapterと連係し、不正に通信しているアカウントをブラックリストに登録。ブラックリストに登録されたアカウントは認証に失敗し、ネットワークに接続できなくなるため、不正な通信を抑えられる。

 最新版ではまた、Account@Adapter+の特長的な機能であるユーザーツールを使用し、ユーザーアカウントを申請する際に、ユーザー端末自身のMACアドレスを自動取得しアカウント属性に自動で格納。これにより発行されたユーザーアカウントは、申請した端末でのみネットワークに接続できる。MACアドレス登録操作が自動化され利便性が向上すると説明している。

 Account@Adapter+は、RADIUSやLDAP、、DHCPなどの機能を1台に搭載した専用アプライアンス製品。ウェブの他にMACや802.1X認証に対応し、外部のLDAPやActive Directoryとの連携、RADIUSプロキシ連携が可能なほか、証明書発行機能をサポートし、スマートデバイスの証明書も発行できる。

 エンドユーザー自身による利用IDや端末、証明書の申請、それに対する管理者による審査(許可、却下)をはじめ、MACアドレス自動登録、ユーザーへのパスワード有効期限通知、未使用アカウントの自動削除、一括アカウント申請&発行などの機能でアカウント運用管理負荷を軽減、認証システム全体の運用コストを削減する。Shibboleth SPオプションでネットワーク認証とクラウド認証のシングルサインオンにも対応する。1対N構成による冗長構成も取れる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]