Amazon Web Services(AWS)は米国時間8月18日、同社のクラウド型仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」に時間単位の課金オプションを追加したと発表した。このオプションは、パートタイムの従業員や臨時雇用者を抱える企業、ジョブシェアリングを実施している企業に向けたものだ。
今回の改訂により、AWSの顧客は1時間単位の支払いで80Gバイトのルートボリュームを使用できるようになる。
WorkSpacesは、複数の機器をサポートすることを念頭に置いて作られたAWSの仮想デスクトップサービスであり、仮想デスクトップサービスを検討している企業にとって魅力的なものとなっている。なお、同サービスにはブラウザだけでなく「Microsoft Office」や、Trend Microのツール、その他のユーティリティが搭載されている。
今回の改訂により、常時使用(AlwaysOn)という、月単位で課金する従来通りのモードに加えて、時間単位での課金を可能にする自動停止(AutoStop)モードが追加された。自動停止モードを選択した場合、課金はユーザーがログインした時点からログアウト、すなわち接続を切った時点までを基準に算定される。
なお接続停止までの時間は、1時間から48時間までの間であらかじめ設定しておくことになる。さらにWorkSpacesの管理者によるWorkSpacesの停止も可能だ。ユーザーが次に接続した場合、実行していたプログラムが再開されるとともに、作業していた文書が開くようになっている。
価格例
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。