Googleは米国時間8月22日、最新「Android」OSであるバージョン 7.0(Nougat)の正式版をリリースした。
5月からパブリックベータ版として多くのユーザーに提供されているNougatは、多数の新機能をAndroidにもたらす。変更点としては、マルチウィンドウのマルチタスク機能やさらなるバッテリ節約モードが追加され、GoogleがまもなくリリースするVRプラットフォーム「Daydream」のサポートを内蔵するほか、多数の新しい絵文字が追加されている。
毎度のことながら、1つ注意点がある。大多数のAndroidユーザーは、Nougatを入手するまでに数カ月とまではいかなくても数週間は待たなければならない。
Nougatはまず、「Nexus」端末を対象にリリースされる。「Nexus 6」「Nexus 5X」「Nexus 6P」「Nexus 9」「Nexus Player」「Pixel C」および「General Mobile 4G」(Android One)には、「数週間」のうちにOTAアップデートが提供される。Googleの「Android Beta」プログラムに加入するすべての端末も、自動的に正式版にアップグレードされる。
サムスン、Motorola、HTCなどが提供する、より主流のAndroid端末を使用するユーザーは、各メーカーがそれぞれのAndroid改変版をNougatに適応させるまで待たなければならない。所有する端末がアンロック版でない場合は、無線通信事業者もアップデートに対応する必要があるので、さらに先になると考えた方が良い。
しかし、Nexus端末は好みではないというユーザーは、9月6日に発売される「LG V20」に期待してもよいだろう。同端末はNougatを搭載して出荷される最初の新製品になることが既に確認されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。