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「情報通信白書」最新版を読む

公共ICTの現在地--「情報通信白書」を読み解く(2) - (page 2)

田島逸郎

2016-09-12 07:00

 教育については、スマートフォンなどで安価にオンライン授業を受けられるサービスが隆盛している。例えば「スタディサプリ」は月980円で小学校から高校までの内容と大学受験対策の講義、テストなどを提供しており、学校での利用も始まっている。利用履歴や利用者の意見からサービスの改善を行ったり、テストのデータを活用してつまづきの克服を目指したりと、ICT特有の強みを活かしている。

 プログラミング教育については、初等中等教育での導入に向けてさまざまな試みが行われている。PEG(Programming Education Gathering)というプロジェクトでは、小型コンピュータ「Raspberry Pi」やビジュアルプログラミング言語「スクラッチ」を活用し、プログラミング体験教室を行っている。

(総務省)
Raspberry Pi 出典:「平成28年版情報通信白書」(総務省)

 交通分野では、オープンデータの活用によって移動の効率化を目指している。「公共交通オープンデータ協議会」では運行データの標準化した上での提供を構想しており、先端的な活用事例としてスマートフォンアプリ「ドコシル」を開発した。

 公共交通のオープンデータ化については海外で先行事例があり、ロンドン市では運行情報などのオープンデータ化を進めた上で、ロンドンオリンピックにおいてポータルサイトを構築したほか、個人がアプリを開発する事例も出てきている。

(総務省)
公共交通オープンデータの仕組み 出典:「平成28年版情報通信白書」(総務省)
(総務省)
ドコシルで提供されるサービス例 出典:「平成28年版情報通信白書」(総務省)

 防犯分野では、ウェアラブルカメラによって映像を収集して分析する試みが始まっている。映像をディープラーニング技術によって分析することで、犯罪を未然に分析して防ぐことが期待されている。また、ボランティアスタッフが警備員と連携することを目指した、異常をスマートフォンで報告できる仕組みも検証されている。

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