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日本株展望

日経平均の先行きをチャートから考える

ZDNet Japan Staff

2016-09-01 12:12

 8月31日の日経平均は前日比162円高の1万6887円だった。1ドル103円台まで円安が進んだことが追い風となった。8月29日に米FRBのイエレン議長とフィッシャー副議長が利上げに前向きな発言をしたところから、ドル高(円安)が進む流れが続いている。

 年内の米利上げ期待が高まっていることから、円高圧力は低下しつつある。実際に米利上げが実現すれば日米短期金利差が拡大するので、1ドル107円に向けて円安が進むと予想される。

 ただ、9月の日米金融政策発表には注意が必要だ。9月は、米利上げ・日銀の追加緩和ともに実施されない可能性もある。そこで、一時的に円高・株安が進む可能性は残っている。ただし、実際にそうなれば、そこは日本株の押し目買いの機会となると考えられる。

 楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、11月、12月の米利上げが視野に入れば、年末にかけて円安・株高の流れに戻ると予想しているという。

 今回は、日経平均の先行きをチャートから解説する。

まず、クイズを解いてみよう

以下のチャートを見て今後、上昇しそうか、下落しそうか考えよう

A社チャート

A社チャート、今後、上昇しそうか、下落しそうか考えよう
(出所:楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が作成)

 株価チャートだけで株価の先行きはわからない。ただし、先行き、上昇する可能性が高いか、下落する可能性が高いか、考える材料にはなる。チャートは市場の需給の変化を示しているからだ。

 A社について、ここから突飛な悪材料や好材料が出ることなく、今の売り買いの勢いが続くならば、どちらに動くか考えてみてほしい。

 上のA社は、2015年7月まで下落トレンドが続いていたものの、2015年8月から上昇トレンドに転じている。ただし、2016年7~8月に上昇の勢いが弱まり、下値を試す可能性が出ている。

 チャートの勢いを素直に読むならば、「A社株は上昇が終わり、下げトレンドが始まる可能性が出ている」と読める。ただし、「まだ、はっきりした下げトレンドに入ったわけではないので、再び上昇する可能性も残っている」といったところだろう。

 移動平均線の傾きから、トレンドを読めば、以下の通りとなる。2015年1~7月に13週移動平均線と26週移動平均線はともに下向きで、明確な下げトレンドが続いていた。2015年8月からは13週・26週移動平均線がともに上向きになり、上昇トレンドが始まった。

 2016年7月以降、株価は13週・26週移動平均線を下回るようになり、上昇トレンドが終わりつつあるように見える。もう少し株価が下落すると、13週・26週移動平均線はともに下向きになり、下落トレンドがスタートする可能性もある。

もう1問、クイズを解いてみよう

B社チャート

B社チャート
(出所:楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が作成)

 こちらは、A社チャートとは正反対のイメージだ。これまで下げトレンドが続いていたが、下げトレンドが終わり、上昇が始まる可能性が出ているように見える。ただし、明確な上昇トレンドに入っているわけではないので、ここからもう一度、下がる可能性も残っているといったところだ。

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