ファーウェイは8月26日、同社にとって最大規模となるグローバルサービスセンターをインド・バンガロールに開設し、インド通信兼鉄道担当相であるマノジ・シンハ氏臨席のもとオープニングセレモニーを実施したと発表した。ファーウェイ・ジャパンが8月31日、抄訳で伝えた。
インド通信兼鉄道担当相マノジ・シンハ氏(写真中央)とともに、ファーウェイ最大のグローバルサービスセンター開設を記念するファーウェイ・インドCEO陳明傑(ジェイ・チェン)氏ら
新グローバルサービスセンターは、バンガロールにあるファーウェイのインドR&Dセンター敷地内に開設され、1000人を超えるエンジニア、ネットワーク運用スペシャリスト、サポート・スタッフが在籍。開設時点で、アジア、中東、アフリカの30カ国以上で展開する50を超えるプロジェクトに携わり、3億5000 万人以上の通信サービス加入者を支えているとのこと。同社では、今後も通信事業者のデジタル変革を支援するとともに、サービスと技術のシナジーを求める市場ニーズへの対応とネットワーク運用力の向上を後押ししていくとしている。
新グローバル・サービス・センター
ファーウェイのグローバルサービスセンターは、グローバルネットワークオペレーションセンター、ネットワークインテグレーションサービス、ネットワークプランニングと最適化、ITインテグレーションの4つのサービスを組み合わせた総合的なアプローチにより、顧客志向の通信ネットワーク運営モデルを実現するものという。
今回開設されたインドのセンターでは、マルチネットワーク、マルチテクノロジー、マルチベンダー環境で、エンド・ツー・エンドのソリューションを提供するほか、最も効率的な技術ソリューションをいち早く提供すべくインドR&Dセンターと連携するとともに、アプリケーション&ソフトウェアグローバルサービスデリバリーセンターと統合的に運営される。さらに、マネージドサービス、システムインテグレーション、アプリケーション開発・保守で強力なスキルセットを提供し、世界各国の通信事業者のネットワーク運用の変革、ひいてはデジタル変革を実現に向けて価値を創出していくとしている。
マノジ・シンハ担当相は以下のようにコメントしている。
「インド政府が進める『Make in India』ビジョンに呼応したファーウェイの取り組みに祝意を表します。インドのICT 産業は日一日と成長していますが、ファーウェイのようなテクノロジー大手によるこうした取り組みはインドのICT 産業の成長をさらに加速するでしょう」