EMC買収完了の前日となる9月6日、Dell Technologiesは会計年度2017年第2四半期(7月29日締め)の業績を発表した。
同四半期のDell Technologiesの売り上げは前年同期比1%増の131億ドル。非GAAPベースの営業利益は前年同期比32%増の7億5200万ドルだった。
Dellの最高財務責任者(CFO)Tom Sweet氏は声明で、「われわれの執行状態は好調で、第2四半期の修正済みEBITDAは31%増の8億8000万ドルだった。この結果は、一貫性を持ってバランスのある成長と収益性を遂げることができるというわれわれの能力、また長期的に収益性の高い成長が見込め、強いキャッシュフローを生む分野に戦略的に投資するという能力を強調するものである」と述べている。
営業活動によるキャッシュフローは19億ドルだった。

クライアントソリューション分野では、売り上げは92億ドルで前年同期と変わらずだった。だが、営業利益は50%増加して4億8400万ドルだった。これについてDellは、コストの改善とバランスのとれた価格判断が大きく寄与していると分析している。また、付属ソフトウェア、周辺機器、サービス事業も成長しているという。
エンタープライズソリューショングループの売り上げは、前年同期と変わらず38億ドルだった。営業利益は7%増加して3億ドルだった。
EMCの買収が7日に完了したら、Dell Technologiesにはこれ以外にも事業が加わることになる。これはDellが敏捷に動くのを難しくするという懸念が一部から出ている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。