アクロニス・ジャパンは9月7日、データ保護ソリューションの新バージョン「Acronis Backup 12(アクロニス バックアップ ジュウニ)」を発表した。クラウド、オンプレミス、仮想システムと物理システム間、リモートシステム、そしてモバイルデバイスなど、データの所在に依存することなく、企業が保有するIT環境下にあるすべてのデータを簡単、高速にバックアップ/復元させることで企業データを保護するという。日本語版は、オンライン版とライセンス版が同日より販売開始、パッケージならびにメディアパックは10月7日より受注開始となる。
キャプション
本ソリューションの主な機能は以下の通り。
- 対象を問わずバックアップ
以下のようなあらゆる物理マシン、仮想マシン(VM)、クラウド上のシステムを、オンプレミスまたはクラウド上の一元管理コンソールからWebベースで簡単に管理できる。バックアップ対象がローカルに存在するかリモートに存在するかも問わない。バックアップ計画を1つまたは複数のマシンに割り当てて、ステータス更新を確認し、アラートを受信するといった管理操作をすべて1つの画面で実行できる。
- 物理、仮想、クラウドシステム全体の高速イメージバックアップ
- アプリケーションのバックアップ
- ユーザーエンドポイントのバックアップ - デスクトップ、ラップトップ、モバイルデバイス
- VMware向けVMレプリケーション、フェールオーバー、フェールバック
Windows/Linux物理サーバー、VMware/Hyper-V仮想環境、Azure VM/Amazon EC2インスタンスに対応
Exchange/SQL Server/SharePoint/Active Directoryに対応
ローカルおよびリモートサイトのWindows PC/Mac、iPhone/iPad/Androidデバイス
- 復元機能の強化
本ソリューションでは下記のような多彩な復元機能を搭載。
- Acronis Instant Restore
- Acronis Universal Restore
- ファイル、フォルダ、データベース、メールボックス、電子メール、その他アイテム単位での復元
- ExchangeおよびSharePointバックアップからの細かな単位の復元
Windows/Linuxの物理システムまたは仮想システムのバックアップをVMware/Hyper-V仮想マシンとして実行し、仮想ストレージエミュレータ経由でバックアップストレージからそのバックアップを直接マウントすることで、目標復旧時間(RTO)を大幅に短縮
システム設定を復元先のプラットフォームに合わせて調整することで、あらゆる環境間のシステム移行(P2V、P2C、V2C)が可能
- Acronis Backup 12のライセンス体系と価格は以下の通り。
- Acronis Backup Workstation License
- Acronis Backup Server License
- Acronis Backup Virtual Host License
Windows PCおよびMacに対するマシン単位ライセンス。
永続9600円、サブスクリプション1年版4200円、同2年版7500円、同3年版9600円。
Windows/Linuxサーバ、Amazon EC2インスタンス、Azure VM、アプリケーションに対するOS(マシン台数、VM/インスタンス数)単位のライセンス。
永続11万7600円、サブスクリプション1年版5万8700円、同2年版9万4100円、同3年版11万7600円。
VMware、Hyper-V、アプリケーションに対する仮想ホスト台数単位のライセンス。
永続12万円、サブスクリプション1年版5万9900円、同2年版8万9900円、同3年版12万円。
・Acronis Backup Windows Server Essentials LicenseWindows Server Essentials(SBS)およびアプリケーションに対するOS単位のライセンス。
永続5万8800円、サブスクリプション1年版2万9300円、同2年版4万7000円、同3年版5万8800円。
なお、モバイルデバイス(iOS、Android)の保護はAcronis Cloud Storageに含まれる機能を用い、台数は無制限で利用可能。