コンカーは9月8日、近隣交通費のコスト適正化と従業員の生産性向上を目的とした連携サービスを発表した。名刺管理サービス「Sansan」、ヴァル研究所が開発したカレンダー連携ツール「RODEM」と路線検索サービス「駅すぱあと」、経費精算サービス「Concur Expense」を連携させる。
Concur ExpenseやSansanの利用企業はRODEMの利用料金のみで利用できる。10月から提供する。今後3年間での販売目標は600社。
近隣交通費の経費精算に至るまでのステップ(コンカー提供)
従業員は、1日で複数の予定がある場合、カレンダーへの予定登録から近隣交通費の経費精算まで、一般的に7つのステップを経る必要がある。今回の連携サービスを活用すると、わずか2つのステップに削減できるという。
従業員の予定管理と経費精算の省力化と生産性向上を支援すると同時に、定期区間の自動控除や最適な移動経路の選択により、近隣交通費の適正化が期待できる。
Office 365やGoogle Calendarなどのスケジューラに予定を登録すると、それぞれの予定の場所情報(会社名など)をRODEMが自動検知。これをもとにSansanに格納された名刺情報を確認し、正しい所在地を特定する。駅すぱあとが最寄り駅と移動時間と最適な近隣交通費を計算後、スケジューラに予定として登録するとともにConcur Expenseに発生経費を自動登録する。
連携イメージ(コンカー提供)