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日本株展望

9月21日の重大イベント控え、さまざまな思惑広がる

ZDNet Japan Staff

2016-09-12 12:02

楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する

 日経平均は、1万7000円前後でやや膠着感が出ている。来週9月21日に、日米金融政策決定会合の結果発表を控え、上下とも大きくは動きにくくなっている。日米金融政策の結果により、為替がどう動くかが焦点となっている。また、決算発表の少ない時期に入っていることも、材料不足で動きにくい理由である。

 ただ、7月以降の物色動向として、景気敏感株や金融株が買われ、ディフェンシブ株(景気変動の影響を受けにくい医薬品・食品株)が売られる流れが出ていることは、注目に値する。世界景気がゆるやかに持ち直しつつあることを反映していると判断している。鈍いながらも、GDPで世界第1位の米国と2位の中国景気が持ち直しつつある効果が出ている。

 今日は、9月21日に発表される、日米金融政策の事前の期待について書く。

9月21日に、日米金融政策決定会合の結果が同時発表

 9月は、日米の金融政策決定会合の発表日が一致しました。発表は、日本が先である。

 (1)9月21日(水)昼ごろ:日銀金融政策決定会合の結果発表、同時にこれまでの金融政策の「総括検証」が発表される

 (2)9月21日(日本時間では22日午前3時):FOMC(米金融政策決定会合)の結果発表、その後、イエレンFRB議長による記者会見

 9月21日の日銀発表を受けて、21日の午後に為替や日経平均が動く可能性がある。22日(木)は、日本は秋分の日(祭日)なので、米FOMCの結果を受けて動くのは22日の海外市場が先になります。東京市場がそれを受けて動くのは、23日(金)

読みにくい日銀の金融政策

 日銀は、これまでサプライズ型の金融政策を行ってきた。緩和期待がない時に大型の緩和を行い、緩和期待がある時に行わなかった。新たな緩和手段(マイナス金利など)を導入する際も、巧みに隠蔽し、発表してからサプライズを起こすやり方を採っていた。

 その結果、日銀金融政策決定会合の発表後は、いつも為替や株が乱高下して、市場が荒れていた。それでも、サプライズによって株式市場が急騰していた時は、あまり批判は出ていなかった。ところが、今年に入って、日銀の発表後に、日経平均が急落するパターンを繰り返すにつれて、日銀の「市場と対話しない」姿勢に批判が集まっていた。日銀は今回、これまでのサプライズ型の金融政策を反省し、市場との対話を改善する努力を行うと、率直に述べている。

 現在、21日に発表されるこれまでの金融政策の「総括検証」をめぐって、市場ではさまざまな思惑が出ている。これまでの日銀は、間違えた思惑が広がっていても、特にコメントせず、発表日に市場を驚かせる手法を続けていた。

 今回は、市場との対話改善の第一弾として、黒田総裁から、総括検証のヒントが出されている。

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