ALSI、ERPフロントソリューション「ECOAS」に4つの新サービスを追加

NO BUDGET

2016-09-12 12:26

 アルプスシステムインテグレーション(ALSI)は9月8日、統合基幹業務システム(ERP)と連携する業務支援システム「ECOAS」に4つの新サービスを追加し、同日から提供を開始した。

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 近年、ERPの導入が進むとともに、経営や業務に必要な情報の可視化や業務の効率化を進めるため、迅速かつ低コストで業務に対応できるフロントエンドのニーズが高まっている。ERPと連携することで煩雑な基幹系システムへの入力を簡易化し、登録作業の負荷軽減や入力時間の削減を可能とする。また、エビデンスの記録や保存、内部不正の防止といったコンプライアンス上の課題解決にもつながる。

 ECOASは、「ERP Connected Application System」の略で、NTTデータ イントラマートのシステム基盤「intra-mart Accel Platform」に対応したワークフロー製品を活用し、業務効率の向上やビジネスの加速化を支援するもの。経費と旅費の精算ワークフロー製品「ECOAS for 旅費」と「ECOAS for 経費」を提供してきた。

 今回は新たに、「ECOAS SAP会計伝票申請」「ECOAS SAPマスタ登録ワークフロー」「ECOAS SAPユーザーID申請」「ECOAS SAPアクセスコントロール」の4サービスを追加することで業務効率の向上を支援していく。

ECOASシリーズのサービスラインアップの拡充
ECOASシリーズのサービスラインアップの拡充(ALSI提供)

 ECOAS SAP会計伝票申請は、SAPに会計伝票(会計仕訳)を直接登録する際、ワークフローシステムintra-martとExcelを組み合わせることで分散入力を可能にし、会計伝票申請の操作性を向上する。ワークフロー承認後の伝票はSAPへ自動登録されるため、登録前に伝票の入力チェックも可能となり、エラーを回避できる。

 ECOAS SAPマスタ登録ワークフローは、SAPの品目マスタ登録をintra-martのフロント画面(ブラウザ)で処理し、作成担当者の入力負荷を軽減する。またintra-martを使用することにより、承認手続きのスピード向上と内部統制の強化も図れるため、承認された確定データのみSAPへ登録することが可能。複数の接続先(SAP)の品目マスタメンテナンスにも対応。

 ECOAS SAPユーザーID申請は、intra-martを利用して申請から承認までのワークフローをカバーする。SAPのID登録と権限設定の手間を削減する。ユーザー管理の簡便化により、ユーザーとシステム担当者の作業が効率化される。

 ECOAS SAPアクセスコントロールは、SAP接続ユーザーに対し、一斉ログオフとログオン不可にマニュアルレスでセットできる。ジョブ管理ツール「JP1」とSAPのBAPIプログラムとの組み合わせでSAPのアクセスコントロールを可能にする。intra-martを利用し、申請ユーザーに対しSAPの利用を延長することも可能となっている。

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