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「遊び」を活用し破壊的変革の波に乗る--4つのベストプラクティス

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-09-21 06:00

 まじめな仕事に遊びの要素を取り入れるという考え方を実践すれば、ビジネスを成功に導けるはずだ。


仕事に遊びの要素を取り入れる時が来た?
提供:Getty Images/iStockphoto

 遊びは大昔からまじめなアクティビティとなっている。ギリシャの哲学者であるプラトンも2000年以上前に「相手の人となりを知るには、1年にわたって語り合うよりも、一緒に1時間遊んだ方がよい」と述べている。

 最高情報責任者(CIO)らは、新興企業でよく見られる実験的文化を醸成するうえで、従業員を遊ばせるという戦略を採ることもできる。これによってコラボレーションや実験、新たなものごとを試してみる機会が提供される。

 想像力というものの重要性が、多く近代的企業で忘れ去られてしまっているようだ。「Harvard Business Review Guide to Coaching Employees」(従業員のコーチングに関するハーバード・ビジネス・レビューの手引き書)でも、遊びの重要性を認識しているマネージャーが少なすぎると述べられている。

 では、こうした遊びの要素はIT部門でどのように実践できるのだろうか?また、一流企業の幹部らは、デジタル時代を生き抜き、成長していくうえで、実験的要素をどのように活用できるのだろうか?以下は、専門家らに話を聞いて見出した最も有望な4つのプラクティスだ。

#1:従業員らが目的を持って遊べるようにする

 アナリストらはしばしば、実験的要素を「フェイルファースト」(早めの失敗)というコンセプトによって捉えようとしている。しかし業界の専門家の一部には、こういった捉え方によって、本来の意図とは異なる誤った振る舞いが引き起こされると主張する人々もいる。Tullow Oilの元CIOであり、現在はAccentureのテクノロジ戦略部門でマネージングディレクターを務めているAndrew Marks氏によると、実験的要素とは「フェイルファースト」ではなく「ラーンファースト」(早めの学習)というコンセプトで捉えるものだという。

 Marks氏によると、多くのCIOは実験的要素を活用しようと強く望んでいるが、その試みの多くは中途半端なものになっているという。従業員に遊びを勧めるだけでは業務上のメリットにはつながらない。このため企業幹部は、従業員や顧客がどのようなかたちで恩恵を受けられるのかについて、常々考えておく必要があるという。

 同氏は、「新興企業はまじめに仕事に取り組んでいる」と述べたうえで、起業家精神にあふれた企業の仕事ぶりをまねることで実験的要素を取り込んでいこうとするCIOの考えを引き合いに出しながら、「シリコンバレーや、(ロンドンのシリコンバレーと称される)ショーディッチで働いている人々は、ただ遊んでいるわけではない。具体的な目標を達成しようとしているのだ」と述べた。

 「子どもたちが遊ぶ際、その遊びの裏側には何らかの目的が存在している。彼らは人生や競争について学んでいるのであり、それを自然なかたちで探求している。つまり彼らは、IT業界の起業家たちと同様に、目的もなく遊んでいるというわけではない。結局のところ、CIOとして実践することはすべて、価値の創造に結びつかなければならないのだ」(Marks氏)

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