SAP、オフラインでも利用可能な「HANA」の「express edition」を発表

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2016-09-20 12:11

 SAPはラスベガスで開催中の「TechEd」開発者カンファレンスで、新たなオフラインオプションなど、開発を容易にする一連の取り組みや、PaaSへの取り組みの強化について説明した。

 まず、SAPは「SAP HANA, express edition」を発表した。express editionは、ノートPCやデスクトップPCで実行可能なバージョンの「SAP HANA」だ。HANAをオフラインで無料でテストできるようにすることで、SAPはより多くの開発者の支持を得ようとしている。SAP HANA, express editionは、「Amazon Web Services」(AWS)などのクラウドプラットフォームでも利用可能だ。SAPは開発者に最大32Gバイトのメモリを無料で提供する。

 SAP HANA, express editionは、開発者センターからダウンロードして、バイナリパッケージでインストール可能だ。パッケージは「SUSE Linux Enterprise Server」(SLES)や「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)に対応している。仮想マシンイメージをダウンロードして、「Windows」「Mac」にインストールすることもできる。「Cloud Appliance Library」でも入手可能だ。

 これまで、SAPはインフラの使用料が必要な開発者エディションという形で、クラウドまたは物理サーバ経由で開発者にHANAを提供していた。HANA, express editionの狙いは、学生などの開発者に「どこでもテストやコーディングを行える機能」を提供することだ。

 「SAP HANA Cloud Platform」(HCP)に関しても、同社は「SAP Web IDE Personal Edition」でオフラインコーディングを強化した。このWeb IDEバージョンは、オンラインへの接続が可能なときにクラウドバージョンと同期することができる。

 HCPのアップデートで、SAPは同社の中核的な開発者ベースの興味を引くさまざまな機能を追加している。同社はこのWeb IDEバージョンと連携可能なHANAのソフトウェア開発キット(SDK)も開発した。

 今回のオフライン開発機能の追加は、HANAやSAPのアプリおよび「Fiori」インターフェースをより多くの開発者に利用してもらうための施策である。SAPはオンプレミスとクラウドのインターフェースを連携し、ハイブリッドクラウド環境を実現できるポータルサービスも発表した。このポータルサービスでは、一部のアプリとサイトテンプレートがオープンソース化されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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