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IoT事業「瀬戸内カレン」が「2016 Oracle Sustainability Innovation Award」を受賞

NO BUDGET

2016-09-26 07:00

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 PSソリューションズは9月14日、ソフトバンクと共同で展開しているパーソナルモビリティ向けのIoT事業「瀬戸内カレン」について、米国Oracleが主催する「Oracle OpenWorld 2016 San Francisco」にて、日本企業では2社目となる「Oracle Sustainability Innovation Award」を受賞したと発表した。同イベントにおけるIoT事業に特化したセッション「Customer Panel Session」において、ソフトバンク ITサービス開発本部 CPS事業推進室 兼、PSソリューションズ CPS事業本部 本部長の山口典男氏が登壇し、今後のIoT事業について他の登壇者と一緒にディスカッションするという。

 瀬戸内カレンは、香川県小豆郡土庄町豊島において展開されている、パーソナルモビリティのレンタルサービス事業。パーソナルモビリティとして電動二輪車「Honda EV-neo(イーブイ・ネオ)」を採用し、ソフトバンクの移動体通信網につながる車載機を搭載。これによりパーソナルモビリティの位置情報をリアルタイムに把握して可視化できるようになっている。さらに、運転状況を中央管制センターにて監視する仕組みも備え、急発進や急ブレーキ、コースアウトなど運転が適正に行われていないことを自動で検知する。また充電インフラとしては、ソフトバンクが開発した充電・認証システム「ユビ電」を活用。本事業で車両に使われている電気は香川県で作った太陽エネルギーで、どの電動二輪にどれだけ太陽エネルギーを充電したかを把握することが可能となっている。


 ユビ電は、独自の個体認識技術を用いて、プラグを挿すだけで被充電体の識別子を読み取って認証し、クラウドシステムと連携して何にどれだけ電気が使われているかなどのエネルギー利用情報が把握可能な、次世代エネルギーライフスタイルを実現するソリューション。普通の電源アウトレットに簡単な仕組みを付加することで認証技術を実装でき、電気エネルギー利用のコントロールドオープンな環境を提供する。今回の瀬戸内カレンでは、豊島家浦港を拠点として島内に充電場所を設置し、利用者にユビ電マークがあるコンセントが自由に使える環境を提供している。



 Oracle OpenWorld 2016 San Franciscoは、約145カ国から6万人を超える人々が参加する世界最大級のビジネス&テクノロジーカンファレンス。中でも、瀬戸内カレンが今回受賞するOracle Sustainability Innovation Awardは、グリーン、ECOに向けた取り組み、およびそれに寄与するプロジェクトを表彰するもので、世界中のビジネス、テクノロジー従事者が注目する賞とされる。また、山口典男氏が登壇するCustomer Panel Sessionでは、様々な業界でIoT事業を進める企業の代表者が登壇し、それぞれの取り組み及び、今後のIoT事業についてディスカッションが行われる。

 なお、瀬戸内カレンが今回のORACLE SUSTAINABILITY INNOVATION AWARDを受賞する理由としては、以下のような点が挙げられている。

 大気、環境汚染の拡大を留める上で、EVの可能性は誰もが認めるところである一方、充電環境、基盤の拡充がないとEVの普及は広がらないと懸念されています。その中でユビ電は、普通のコンセントさえあれば設置可能、あらゆる場所を充電スポットとして活用することを可能にするほか、各車両の電気エネルギー、位置情報、島の3Dモデルから算出した位置エネルギーを合算し、島内の経路情報にてらしあわせることでバイクの走行可能エリアを把握。バイクの移動に合わせて同エリアを動的に計算することで、港に帰着できなくなる人を検知する機能が評価された。なお、この機能には「Oracle IoT Cloud」のストリーミング処理技術が生かされている。

 山口典男氏は、以下のようにコメントしている。

 「動的平衡状態にあるこの世の中の一断片を、Cyber Physical Systemとしてどのようなモデルで捉えるべきで、その時IoTはどうあるべきでしょうか。私たちはエネルギーとモビリティという観点からこの課題に取り組み、例えばEVの充電を一つのエネルギー利用トランザクションとして扱うことができる技術『ユビ電』を開発しました。また、そのエネルギーを用いて移動するEVも『動くもの』として捉えInternet of Moving Thingsという概念に基いたEVシェアリング『瀬戸内カレン』をスタートさせました。これは始まりに過ぎません。私たちのライフスタイルの中の『移動する』という側面に新しい利便性をもたらします」


山口典男氏

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