編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」
海外コメンタリー

マイクロソフトが掲げる人工知能の大衆化に向けた4つの柱 - (page 2)

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-09-30 07:15

 サービスという柱は、「Cortana Intelligence Suite」を軸としたものだ。Cortana Intelligence Suiteには最近、複数の新機能が搭載された。また、同社の開発者会議「Build 2016」で披露されたボット開発フレームワークによって、ユーザーはSkypeや「Slack」といったアプリ向けのインテリジェントなボットの開発をより容易に進められるようになる。

 Build 2016ではコグニティブAPIも発表されたが、これはサービスという柱の重要な部分を構成するものだ。その応用例として、Uberが画像認識機能を活用し、自社のドライバーによって撮影された自撮り写真から身元を確認し、安全性を向上させているという事例が紹介された。また、VolvoがAIとカメラを連携させることで、運転者の注意が散漫になっていないかどうかを判定するという事例も紹介された。

 4つの柱の最後として挙げられたインフラでは、「Microsoft Azure」に焦点が当てられていた。クラウドプラットフォームとしてのAzure上では、同社の深層学習ツールキット「Computational Network Toolkit」(CNTK)や、Googleが開発したオープンソースの深層学習フレームワーク「TensorFlow」といったインテリジェントな機能が利用できるものの、Microsoftはそれらを支えるハードウェアであるFPGA(Field Programmable Gate Array:内部の論理ゲート構成を書き換えることができるLSI)にさらに投資し、Azure内のあらゆるコンピュータノードでサポートできるようにしようとしている。Microsoftは世界で「最もインテリジェントなクラウド」を開発する道を歩んでいる。FPGAに対する同社の投資によって実質的に、Azureクラウドに「AIスーパーコンピュータ」をもたらす取り組みが加速されることになる。

まとめ

  1. MicrosoftはAIやインテリジェンスへの投資を継続し、エージェントとアプリケーション、サービス、インフラという4つの柱に注力していく。
  2. Cortanaはエージェントであり、Dynamics CRMといったアプリケーションには、知的な能力を向上させる新機能が搭載される。
  3. AzureはFPGAに対する大規模な投資の結果、コンピュート能力を大幅に向上させることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]