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日本株展望

警戒されるグローバルリスク--連続増配銘柄に注目 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2016-09-30 11:26

低金利長期化観測で連続増配銘柄群が堅調

 先週発表された日銀の金融緩和強化策とFRB(米連邦準備制度理事会)の追加利上げ見送り決定を受け、日米の長期債利回りが低下している。低金利環境の長期化観測を受け、市場では「イールドハンティング(利回り追求)」と呼ばれる物色が目立ち、米国市場では「S&P500配当貴族指数」(25年以上連続増配の銘柄群)が、日本市場では「連続増配指数」が堅調となっている。

 日本の連続増配指数(国内で一定期間以上連続して増配してきた銘柄群で構成される指数)の年初来パフォーマンスを検証すると、市場平均より底堅く推移してきたことがわかる(図表2)。

 米国と同様、国内でも「株主を意識した経営」が問われ始めており、「増配を続けている企業」は投資家から評価されやすいと考えられる。内外景気の好不調や為替変動に関わらず、配当を増やし続けてきた経営姿勢は、今後も注目されていくと思われる。

図表2:日本連続増配指数のパフォーマンス


(注)日本連続増配指数=野村日本連続増配指数(国内市場で一定期間以上連続増配してきた銘柄で構成される) (出所)Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(9月28日)

連続増配ポートフォリオ(参考例)とその特徴

 米国の「配当貴族銘柄」(25年以上連続して増配してきた銘柄)に相当する国内の銘柄は花王(26年連続増配)しかない(9月現在)。そこで、日本の連続増配銘柄群で「10年(期)以上連続して配当を増やしてきた銘柄」のなかから、「連続増配ポートフォリオ(参考例)」を試案してみた(図表3)。

 これらの銘柄は、内外の景気サイクルから影響を受けにくい「ディフェンシブセクター(安定成長業種や情報通信サービス業種)」が主軸となっている。株価パフォーマンス(年初来騰落率や1年前比騰落率)を検証してみると、市場平均(TOPIX)より優勢だったことがわかる(図表3)。

 こうした銘柄群の予想株主資本利益率(自己資本利益率)は比較的高く、業績見通し(今期予想増益率や来期予想増益率)も底堅いことから、今後も「連続増配」の持続が期待できそうだ。連続増配銘柄への分散投資を、「株式投資の原点である配当収入(インカム)の安定と増配を中長期で期待し得る投資手法」として注目していきたい。

図表3:連続増配ポートフォリオ(参考例)

楽天証券経済研究所作成
(注)取引単位=全て100株 *予想値=Bloomberg集計による市場予想平均 (出所)Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(9月29日)

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