ブロックチェーン

ブロックチェーンという言葉が「消える」未来へ--ベンダー座談会(6)

小船井健一郎 山田竜司 (編集部) 2016年10月19日 07時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 世界中に点在するコンピュータにデータを分散、非中央集権ネットワークにより、データの破壊や改ざんを困難にするブロックチェーンについてさまざまな企業が実証実験を始めている。仮想通貨や勘定系システムだけでない、社会インフラや企業システムへの展開の可能性を識者が語る。今回は5回目(第1回)(第2回)(第3回)(第4回)(第5回)。参加者は以下の6人。

参加者(自己紹介順)

  • 小川久範(一般社団法人金融革新同友会FINOVATORS 副代表理事 司会)
  • 平野洋一郎(インフォテリア 代表取締役社長)
  • 大谷健(日本マイクロソフト クラウド&エンタープライズビジネス本部 クラウド&サーバー製品マーケティング部 エグゼクティブプロダクトマネージャー)
  • 川村篤史(日本IBM コグニティブ・インダストリーソリューション事業部 決済ソリューション担当部長)
  • 朝山貴生(テックビューロ 代表取締役所長)
  • 杉井靖典(カレンシーポート 代表取締役 CEO)

ブロックチェーンの今後の展望

 小川氏:これまでの議論を踏まえまして、みなさまがたに「今後のブロックチェーンの技術はどう発展するか」「企業の中でこう使われていくのではないか」などの展望を伺えればと思います。


大谷健(日本マイクロソフト クラウド&エンタープライズビジネス本部 クラウド&サーバー製品マーケティング部 エグゼクティブプロダクトマネージャー

 大谷氏:ブロックチェーンがビットコインから出てきたということで、金融領域で色々と実証実験をやっています。それによってパフォーマンスの課題が解決されると共に、導入が進んでいくと思いますが、時間はけっこうかかるはずです。一方で、非金融におけるブロックチェーンの活用は、ビジネスアイデアや課題とマッチしたときには、サッとイノベーションが実現できる可能性があります。エンターテインメント系でしたり、不正ができないので記録を残していくようなガバメント系でしたり、応用領域の方が先に立ち上がってくるんじゃないかと、希望的観測をしています。いろいろな人が使って頂けることによって安心感も出てくるでしょうし。

 マイクロソフトとしては両面ですね。金融でガシガシとハードコアにやっていく部分と、非金融をサポートできる部分。エンタープライズが使いやすい環境が先に立ち上がってきますが、マイクロソフトはそこが得意領域なので、ブロックチェーンを使っていろいろなことを解決していきたいと思っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化