過去最多の新機能--ソフト開発環境を進化させるGitHubが目指すもの - (page 2)

野々下裕子

2016-10-04 07:30

気になる日本語化

 日本はGitHubにとってアメリカに次ぐ市場であり、初となる海外支社GitHub Japanを2015年6月に設立していることから力を入れていることがわかる。

 だが、日本語は使えるものの基本メニューやエラーメッセージなどはローカライズされておらず、導入の壁になっているところもある。その点についてイベントに参加していたGitHub Japanでカントリー・マネージャーを務める藤田純氏に聞いたところ、「日本語サポート体制は整えており、市場の動きも見ながら本社と対応を進めていきたい」とコメントがあった。

 GitHubの多言語対応については、イベントのプログラムでもテーマとして取り上げられており、「ソフトウェア開発に大きな影響はないものの、今後ビジネスプラットフォームとして活用していく場合に英語以外の言語も使いやすい環境であってほしい」という意見もあった。

 GitHubの一般的な認知度はまだまだだが、メンテナンスでサービスが止まった時「仕事にならないから」とエンジニアがみんな早退してしまったという話しもあるデベロッパーにとってはなくてはならない環境になりつつある。最近では、ビジネスでコラボレーションを行うためのプラットフォームとしても存在感を強めており、今後、GoogleやMicrsoftのように広く認知されるサービスになるのかが気になるところである。

 基調講演は英語で動画が公開されている。

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