オプティムは9月30日、MDMサービス「Optimal Biz」を同日にメジャーバージョンアップしたと発表した。新たなバージョン番号は「8.0.0」。今回のバージョンでは、今後利用が拡大すると見込まれるWindows 10 Mobileの管理ニーズに対応し、新たに同OSの管理機能を搭載した。また、デスクトップ版Windows向けにも、UWP(Universal Windows Platform)アプリの情報取得及び禁止機能への対応や、セキュリティ強化機能などが行われている。AndroidやiOS向けの機能や、管理サイト全般の機能も追加した。
Optimal Bizは、企業で使用されているスマートフォンやタブレット端末の管理、セキュリティ対策をサポートするMDM・PCマネジメントサービスで、Webブラウザー上から簡単にモバイル端末やPCを一括管理することが可能。「Zone Management」や機器検出技術といった特許技術を組み込んだ他社にない独自機能、端末メーカーとの提携による業界最多の対応機種数、大規模ユーザーを抱える組織の構造を視覚化した階層管理機能、直観的なユーザーインターフェースによる管理用画面などが強みという。
今回の主な新機能は以下の通り。
- Windows 10 Mobile向け
- Windows向け
- Android向け
- 管理サイト向け
- サービスプロバイダー向け
- 新規オプションサービス(iOS向け)
・機器情報取得:OSバージョンや機器名、電話番号、バッテリ残量等、機器上の各種情報を取得し、管理サイトへ表示
・リモートロック/ワイプ:管理サイト上から、Windows 10 Mobile端末に対してスクリーンロック及びワイプを実行することが可能
・デバイス制限:USB接続、カメラ、NFC、Bluetoothの利用を禁止することが可能
・位置情報取得:Windows 10 Mobile端末の位置情報を取得し、管理サイト上で表示することが可能
・外部デバイス及びメディアの制限機能強化:USB機器への書き込み禁止設定、及びSDカードをはじめ各種デバイスを制限することが可能
・ネットワークセキュリティ強化:Windows内におけるインターネットオプションの設定値を、管理サイトから適用することが可能
・UWPアプリの情報取得:UWPアプリの情報を取得し、管理サイト上で確認することが可能
・UWPアプリの起動禁止:起動禁止対象のUWPアプリを、管理サイトから設定することが可能
・Zone Management強化(位置Zone対応):Windows端末におけるZone判定に、位置情報を追加
・QRコード対応:管理サイト上で生成されるQRコードを読み取り、ライセンス認証情報を自動的に入力させることが可能
・アプリアップロード及び配信:APKファイルを管理サイト上へアップロードし、アップロードされたAPKファイルはアプリ配信機能で配信可能
・スマートグラス専用アイコン追加:Telepathy製をはじめ各種スマートグラスについて、管理サイト上で専用アイコンとして表示
・ログメール通知機能:サービスプロバイダー向けサイトにおけるアカウントロック時の通知が可能
・Secure Camera:Optimal Biz Docs Client(iOS)へ独自SDKを組み込み、カメラ起動時の自動プロファイル切り替えやFTPサーバーへのアップロードが可能