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日本株展望

1ドル100円ならば今期最終利益は小幅増益と予想

ZDNet Japan Staff

2016-10-04 14:47

今日のポイント

  1. 日本株の投資リスクがたくさんある状況は変わらないが、個々のリスクへの投資家の恐怖心は低下する局面に入っていると考えている
  2. 1ドル100円に対する恐怖は低下。1ドル100円ならば、今期(2017年3月期)主要1377社の連結経常利益は一桁減益となるが、最終利益(連結純利益)は小幅増益を維持できる見込み
  3. 1ドル95円に向けてさらなる円高が進むリスクには警戒が必要。日米金融政策が鍵。年内に米FRBが利上げできないと見られると、1ドル100円を割れる円高が進むリスクが高まる

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日本株投資にとってのリスク材料は多いが、リスクへの恐怖は少しずつ低下

 今の相場環境を一言で表すと「リスクへの恐怖が低下する局面」と言えるだろう。今年は、1月から悪材料が次々と出て、日本および世界の株式は急落した。ただし、その後、世界の株式は大きく反発した。リスクは今でも継続しているが、個々のリスクに対する投資家の恐怖心が少しずつ低下してきていると思われる。

 たとえば、ブレグジット(英国のEU離脱)。6月の英国民投票で、英国民はEU離脱を選択した。国民投票の直前には、「ブレグジットが可決されるとリーマンショック並みの世界危機が起こる」と言われた。実際、6月24日にブレグジット可決が伝えられた直後には、世界の株が同時に急落した。

 ところが、今になって振り返ると、「ブレグジット可決でリーマン並みの危機が起こる」は明らかに誇張だった。ブレグジットの恐怖を過大に伝えて、英国民にブレグジット賛成に投票するのを思いとどまらせようとした政治的メッセージだったと思われる。

 ブレグジットが実現するのは、英国がEUに離脱を通告してから最低でも2年以上先だ。英国は、まだEUにEU離脱の通告すらしていない。英国の離脱が英国・EU双方にとって、なるべくダメージの小さいものになるよう、これから話し合いを始めるところだ。

リスク材料テンコ盛りの状況は変わっていない

 今でも、リスク材料が多い状況は変わっていない。ただ、投資家は、個々のリスクに対してパニックにならず、冷静に影響を見極める姿勢に変わってきている。

 以下に、今年前半の日本株を急落させた恐怖要因を羅列する。

  1. 円高への恐怖
  2. 資源バブル崩壊への恐怖
  3. 米景気失速への恐怖
  4. 中国景気失速への恐怖
  5. ドイツ銀など欧州銀行の信用不安への恐怖
  6. ブレグジット(英国のEU離脱)への恐怖
  7. ドナルド・トランプ大統領登場への恐怖
  8. 中国の海洋進出・北朝鮮の暴走・ISテロの広がりへの恐怖

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