Verizonは米国時間10月11日、同社のネットワークとOracleの「Oracle Cloud」との接続を発表した。これにより、Oracleのクラウドを利用したハイブリッドクラウドのレイテンシが解消されるという。
具体的に言うと、接続されるのはOracleの「FastConnect」とVerizonの「Secure Cloud Interconnect」だ。
これにより両社共通の顧客は、米国と欧州のデータセンターに接続できるようになる。Oracleは同社のクラウドを接続する際のレイテンシを低減でき、顧客は現地のデータ規制に準拠できる。
新たに提供された「Verizon Secure Cloud Interconnect for Oracle FastConnect」はソフトウェア定義ネットワーク機能を利用する。そして、あらかじめプロビジョニングされたリソースをオンデマンドで使用するようになっている。またこのシステムは、Verizonの「Dynamic Network Manager」を用いて管理される。そしてデータは、従来型のITシステムから、専用のプライベートクラウドやパブリッククラウドに至るまでのさまざまな環境に格納可能だ。
VerizonのSecure Cloud InterconnectプラットフォームにはAmazon Web Services(AWS)やGoogle(「Google Cloud Platform」)、Hewlett Packard Enterprise(HPE)、IBM(「Softlayer」)、Microsoft(「Microsoft Azure」)、Salesforce.com、SAPを含むクラウドプロバイダーが含まれており、その数はOracleを入れて9つとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。