編集部からのお知らせ
ZDNet Japanが新しくなりました!
New! 懸念高まる産業機器のセキュリティ
日本株展望

外国人の売買動向を見て、投資に生かす方法 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2016-10-19 12:16

外国人の売買動向をどのように知るか?

 東証が発表している「2市場1・2部主体別売買動向」が一番早く入手できる信頼できるデータだ。

 欠点は発表までに時間がかかることだ。1週間の売買データが分かるのが次の週の木曜日の夕方となる。新聞では、金曜日の朝刊に前週の主体別売買についての記事が出る。1週間以上遅れて発表されるとはいえ、正確性が高いことから情報価値は高いと言える。

 ただし、月曜日が祝日の場合は東証のデータ発表が金曜日になる。その場合、新聞では土曜日の朝刊に掲載される。

 ちなみに、先週(10月11~14日)の主体別売買データは、10月20日の夕方に発表される予定だ。

 新聞や証券レポートでコメントされる外国人売買は、東証が発表している2市場1・2部株式現物の買い越し、売り越しだ。これを見ていれば、外国人の動きをほぼ正確にとらえることができる。そこを見ていれば、だいたいの流れは分かる。

 ただし、より正確を期するためには、株式現物だけでなく日経平均先物の売買も併せて見る必要がある。多くの場合、外国人が株の現物を買い越しているときは先物も買い越しているが、たまに株式現物と先物の売買方向が逆になることがあり注意が必要だ。

 外国人売買で何か変わった動きがあったときは本連載でコメントする。外国人の売買データをどこで見ていいかわからない方は、ぜひ本連載を継続的にお読みいただきたい。

外国人売買データの利用の仕方

 窪田氏は次のように考えているという。

  • 外国人が毎週連続で買い越している時→強気
  • 外国人が毎週連続で売り越している時→弱気
  • 外国人が1週間ごとに買い越したり売り越したり変わる場合→中立(判断不能)

 相場の転換点は、外国人の売買動向が変わるところから始まる。売り越しが続いていた外国人があるとき、週間で買い越しになったことが分かったらどう判断するかが重要だ。ここから毎週買い越しに変わると判断するか、あるいは売り越し、買い越しが交互に出るパターンが始まったと判断するか読みが重要だ。

 それを判断する決まった方法はない。物色動向や売買のやり方、市場の噂などを総合的に判断して新たな買いトレンドが始まったか否かを考えなければならない。

 本連載でしばしば、「産油国が売っている、買っている」「海外ヘッジファンドが売った、買った」「日経平均リンク債からみの先物売りが出た」「公的年金の買いが止まった」などのコメントを載せているが、それは、窪田氏独自の情報の取り方と読み方によるものだ。東証が公表するデータに加えて、こうした市場を動かす投資家の動きを観察することが、外国人の売買トレンドをなるべく早く掴むことにつながる。

 窪田氏は25年間、ファンドマネージャーとして外国人の売買を見てきた経験があるため、単に相場つきを見るだけで外国人の動きを推定できる場合もあるという。突然、大型株の株価をぶっ飛ばして買うような買い方はたいてい外国人だ。その逆に、大型株を突然暴落させるのも往々にして外国人だ。

 窪田氏の経験から言うと、10月に入り一部外国人が日本株を買ったものの、足元の相場つきを見るとまだ本格的な買いスタンスにはなっていないと考えられる。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]