Microsoftが、堅調な2017会計年度第1四半期決算(9月30日締め)を発表した。「Azure」サービスが引き続き好調で、コマーシャルクラウドの年間売上高のランレートは130億ドルを超える見込みだとMicrosoftは述べた。
第1四半期の売上高は205億ドル、利益は47億ドル(1株あたり60セント)だった。非GAAPベースの売上高は223億ドル、1株あたり利益は76セントだった。
ウォール街では、売上高は217億1000万ドル、1株あたり利益は68セントと予測されていた。またMicrosoftによると、2017会計年度第2四半期にLinkedInの買収が完了する見通し。買収後はプロダクティビティ&ビジネスプロセス部門に組み込まれる。
第1四半期の業績を牽引したのは、前年同期比8%増となったインテリジェントクラウド部門の売上高だ。同部門には、サーバ製品とクラウドサービスの売上高が含まれる。

クラウド部門の主な内容は以下のとおり。
- サーバ製品とクラウドサービスの売上高は前年同期比11%増。
- Azureは、コンピュート使用量が2倍以上増加し、売上高が116%増加。
- エンタープライズモビリティの顧客数は、第1四半期に3万7000を突破。
- プロダクティビティ&ビジネスプロセス部門も好調だった。「Office 365」のコンシューマーサブスクリプション数は第1四半期末時点で2400万件。Office 365のコマーシャルシート数は40%増加。ただし、この1年間で四半期ごとの増加率は減少し続けている。
- Dynamics製品とクラウドサービスの売上高は11%増加。

「Windows 10」関連では、いくつかの興味深い動きがあった。
- 「Windows OEM Pro」の売上高は1%増加し、Pro以外の売上高は1%減少した。
- 「Surface」の売上高は9億2600万ドル。前年同期の6億7200万ドルからは増加したが、前四半期比では3期連続で減少している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。