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日本株展望

日経平均に出ている強気シグナルを信頼してよいか?

ZDNet Japan Staff

2016-10-26 12:23

今日のポイント

  1. 日経平均に中期的な強気シグナルが増えている。ここから、景気・企業業績を急激に悪化させる想定外の悪材料が出ない限り、日経平均は上昇トレンドをたどると予想される
  2. 日銀のETF買い、企業の自社株買いが増えていることが需給改善に貢献。それに加え、相場を動かす外国人が足元買い越しに転じていることも重要。ただ、外国人の売買は目まぐるしく変わるので要注意
  3. 裁定買い残高がリーマンショック時の水準まで低下していることも需給面の好材料

 これら3点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日経平均チャートに中期的な強気シグナルが増えている

 今、日経平均のチャートを見ると、中期トレンドで見た強気シグナルが増えている。チャートは株式市場の需給を表す。チャートが改善しているということは、日本株市場の需給が良くなってきている(買いの勢いが少しずつ強くなっている)ことを表す。

日経平均と13週・26週移動平均線推移:2015年1月5日~2016年10月25日

日経平均と13週・26週移動平均線推移:2015年1月5日~2016年10月25日
(楽天証券経済研究所が作成)

 上の日経平均チャートに表れている、代表的な中期強気シグナルは以下の通り。

(1)二番底:日経平均は1万5000円割れを2回(2月と6月)試したが、それが二番底となり、反発局面に入りつつある
(2)ゴールデンクロス:13週移動平均線が26週移動平均線の下から上へ抜ける「ゴールデンクロス」が9月23日に出た後、上昇トレンドが出つつある
(3)13週移動平均線との乖離率は3.6%(相場に過熱感はない)

 以下のグラフで説明しよう。

日経平均(左軸)と13週移動平均線からの乖離率(右軸)の推移:2015年1月5日~2016年10月25日

日経平均(左軸)と13週移動平均線からの乖離率(右軸)の推移:2015年1月5日~2016年10月25日
【注】(13週移動平均線との乖離率)=(日経平均÷13週移動平均-1)×100、楽天証券経済研究所が作成

 13週移動平均線との乖離率は現在3.6%と低く、過熱シグナルは出ていない。乖離率3.6%とは、日経平均が13週移動平均線よりも3.6%高い位置にあることを示している。日経平均の上昇スピードが速過ぎると乖離率が大きくなり、過熱感が出る。

 13週移動平均線からの乖離率が10%を超えると短期的に反落するリスクが高まる。今は、日経平均が値固めをしながら、ゆるやかに上昇しているため、相場に過熱感が出にくくなっている。

 ちなみに、乖離率がマイナス10%(13週移動平均線よりも日経平均が10%下)になると短期売られ過ぎの可能性がある。そうなると短期的に反発が起こりやすくなる。

 乖離率プラス10%で反落を警戒し、乖離率マイナス10%で反発を警戒するというのはあくまでも目安に過ぎない。その時の需給により乖離率がもっと拡大することもあるし、そこまで開かないうちに相場が反転することもある。2015~2016年の動きを上のチャートで参考に見てほしい。

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