パブリッククラウドとプライベートクラウドをめぐる議論はいまだ数多くなされている。Matt Asay氏は米TechRepublicの記事で、プライベートクラウドを使用し続ける企業は旧来の思考にとらわれており、市場の急速な変化の波に乗り遅れる可能性があると主張している。またKeith Townsend氏はハイブリッドクラウドに期待している人々に対して米TechRepublicの記事で、配備するだけの説得力ある理由はハイブリッドクラウドに存在していないと主張している。
また、OpenStackは成長しているとはいえ、その規模はAmazon Web Services(AWS)のようなパブリッククラウドのリーダーや、VMwareといった仮想化分野の王者と比較すると見劣りするものとなっている。さらに451 Researchの発表によると、OpenStack配備の大半はいまだにテストと開発が中心になっているという。
まとめ
- 451 Researchの最新レポートによると、OpenStackを用いたクラウドの市場は2020年までに57億ドルに達し、プライベートクラウドがその伸びをけん引する。
- RightScaleの調査では、プライベートクラウドの配備が全般的に伸びており、企業にとっていまだに検討する価値が十分ある選択肢になっていることが示されている。
- プライベートクラウドは有用であるものの、市場の変化に追随できるかどうかや、統合ハイブリッドクラウド戦略に価値があるかどうかを疑問視する主張もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。