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日本株展望

日経平均は1万7600円の節目を抜けて上昇できるか?

ZDNet Japan Staff

2016-11-02 12:32

楽天証券経済研究所楽天証券チーフ・ストラテジスト 窪田真之氏の見解を紹介する

今日のポイント

  1. 投資環境が徐々に改善しており、日経平均はいずれ1万8000円以上に上昇すると予想。ただし、足元は出来高が少なく、17,600円の節目をすぐに抜けていくのは難しい状況
  2. 外国人投資家の売買によって日経平均の動きが決まると考えている。外国人は日本株を世界景気敏感株ととらえている。世界景気の回復が続けば、外国人は日本株の買い姿勢を強めていくと予想

 これら2点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

出来高の減少が、日経平均上昇のネックとなっている

日経平均および東証1部売買高の推移:2015年8月3日~2016年11月1日

(注:楽天証券経済研究所が作成)
(注:楽天証券経済研究所が作成)

 上のチャートをご覧いただくとわかる通り、日経平均は1万7600円の節目(赤い水平の線)に近づいている。投資環境が徐々に改善しつつあることから、窪田氏はいずれ日経平均はこの節目を抜けて、1万8000円以上に上昇すると予想しているという。

 ただし、すぐ1万7600円を抜けていくには、市場のエネルギー(売買高)が不足している。日経平均は7月以降下値を切り上げてきているが、売買高は減少が続いている(赤の矢印)。1万7600円の節目では戻り売りが出やすくなるが、戻り売りをこなして上昇するには売買高が不足していると考えられる。

 ただ、「閑散に売りなし」と言われるように売りも細っている。目先は、上下とも大きくは動きにくい展開が続きそうだ。

外国人の売買が決め手

 過去20年以上日本株の上下を決めているのは、外国人投資家だ。外国人は、売る時は下値を叩いて売り、買う時は上値を追って買ってくる傾向があるからだ。

 ただ、その外国人の売買も今は細っている。外国人が売りまたは買いで積極的に動き出すまで、日経平均は値動きの乏しい状況が続きそうだ。

日経平均(左軸)と外国人売買動向(株式現物と日経平均先物の売買差額合計):2016年1月4日~11月1日

(東京証券取引所データより、楽天証券経済研究所が作成)
(東京証券取引所データより、楽天証券経済研究所が作成)

 外国人投資家は、日本株を「世界景気敏感株」ととらえている。世界景気が悪化する時、先に日本株を売ってくる。世界景気が回復する時は、日本株から買ってくる。実際、日本株は製造業の比率が相対的に高いので、世界景気の影響を受けやすいのは事実だ。

 足元、米国と中国の景気が持ち直し、世界的にゆるやかに景気回復色が出始めている。そのようなグローバル環境の変化を映し、外国人投資家は10月に入って3週連続で日本株を買い越しに転じている。まだ、外国人の買い方は積極性を欠いているが、ここから世界景気の急激な悪化がなければ、徐々に日本株への買い姿勢を強めていく可能性もある。

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