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今週の明言

富士通はデジタルビジネスの「プラットフォーマー」になれるか - (page 2)

松岡功

2016-11-04 12:00

 グローバルプラットフォーマーに向けて中核となるのはMetaArcだ。同社ではこれを活用したエコシステムづくりに注力しているが、さらなるグローバルでのプレゼンス向上が必要だろう。仕組みの話だけでなく、マーケティングの観点から何かインパクトの強いメッセージが発信できないものか。例えば「IBM Watson」のように。田中氏の話を聞いてそう感じた。

「企業にとってクラウドセキュリティが不可欠になってくる」
(シスコシステムズ 西原敏夫 セキュリティ事業セキュリティエバンジェリスト)

 シスコシステムズが先ごろ、さまざまなクラウドサービスを利用する企業に向けて新たなセキュリティサービスを発表した。西原氏の冒頭の発言は、その発表会見で、クラウドセキュリティの重要性を説いたものである。

シスコシステムズ 西原敏夫 セキュリティ事業セキュリティエバンジェリスト
シスコシステムズ 西原敏夫 セキュリティ事業セキュリティエバンジェリスト

 シスコが発表したのは「クラウドセキュリティプラットフォーム」。これにより、ユーザーの通過点となる接続ポイントにセキュリティを組み込むことで、ユーザーがログオンする前から、ネットワーク、アクセスポイント、エンドポイントを安全な状態に保つことができるとしている。

 このプラットフォームを構成する各種サービスについては関連記事をご覧いただくとして、ここでは冒頭の発言に関連して、筆者が印象に残った西原氏の話を記しておきたい。それは、クラウドセキュリティとクラウドサービスをめぐるものである。

 同氏によると、クラウドセキュリティもSaaSだが、業務アプリケーションをベースとしたサービスとは、取り扱うデータやデータの扱い方が異なるという。どういうことか。

 「Gartnerの調査によると、2018年までに、企業のデータトラフィックの25%は、企業が設定したファイアウォールなどのセキュリティゲートウェイを通過しなくなる。そこで、クラウドセキュリティではその対象となるデータについて、例えば社外に出るときはどこへ行こうとしているのか、社内に入ってくるときは受け入れて問題のないものなのかを確認することができる。業務アプリケーションをベースとしたクラウドサービスでは、そこまでのチェック機能が備わっていないケースが少なくない」

 従って、クラウドサービスを利用する企業にとっては、クラウドセキュリティが不可欠になってくるというわけである。インターネットの接続ポイントにセキュリティを組み込むというのは、まさにシスコならではの取り組みである。果たして、多くの企業に受け入れられるものとなるか。注目しておきたい。

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