NTTデータ グローバルソリューションズ(NTTデータGSL)は11月2日に、ERPパッケージ「SAP S/4 HANA」の会計機能をAmazon Web Services(AWS)に、最短3カ月で構築するクラウドソリューション「Global BMT StartPack for SAP S/4 HANA」(BMTStartPack)を販売すると発表した。
BMTStartPackは、高速データ処理を特徴とする「SAP S/4HANA」の会計機能と、NTTデータGSLが提供している製造業、専門商社向けのSAPソリューション導入テンプレート「Global BMT」を組み合わせたSaaS型のサービスで、インフラにAWSを利用する。会計管理機能とAWSに関わる運用設計、運用実装がプリセットされており、Global BMTの機能と併せて短期間での構築を可能にする。
システムの本稼働後の運用、保守サービスも一体化して提供する。NTTデータGSLでは、グローバル展開に対応した会計システムの構築を計画している企業、クラウド化によるコスト低減を検討している企業に多くのメリットを提供できるとしている。
Global BMTは、国内製造業の業務プロセスが考慮され、多くの導入実績がある。財務会計から管理会計、販売管理、生産管理、在庫購買など必要な仕組みの全てをテンプレート化し、アドオンプログラムとして標準搭載されている。
導入費用(税別)は5000万円から。SAP S4/HANAライセンス(5ユーザー)とテンプレート費用、導入費用(テンプレートインストール、標準システムの導入、マニュアル、AWSインフラ構築費用)、導入後1年間の保守・運用サポート費用およびインフラ利用料を含む。