「Microsoft Access」が「Office 365 Business」および「Office 365 Business Premium」プランに追加される。
Office 365 Businessは1ユーザーあたり月額8.25ドル(年間契約の場合)または月額10ドル(月間契約の場合)で利用できる。Office 365 Business Premiumは1ユーザーあたり月額12.50ドル(年間契約の場合)または月額15ドル(月間契約の場合)だ。これらのOffice 365プランはいずれも中小規模のビジネス向けとなっている。
サブスクリプションの一部ではなくスタンドアロンのアプリとして購入する場合、「Microsoft Access 2016」の価格は109.99ドルだ。AccessはかつてMicrosoftの中小企業向けプラン製品の一部だったが(現行の3つの中小企業向けOffice 365プランが発表される前)、同社は2014年に中小企業向けOffice 365の新プランを初めて発表したとき、Microsoft Accessをそれらのプランから削除する決定を下した。
今回、3つの中小企業向けOffice 365プランの2つで、Accessが復活することになった。
Microsoftは米国時間11月4日、「まもなく、Office 365 BusinessおよびBusiness Premium契約者にAccessがロールアウトされる。AccessはOfficeクライアントの次回の定期アップデートの一部として、それらの契約者向けに自動でインストールされ、2016年12月1日~2017年1月30日の間にロールアウトされる」と発表した。「Deferred Channel」を選択したユーザーにAccessが提供されるのは、2017年6月だ。
Accessはこれまで通り、「Office 365 ProPlus」「E3」「E5」プランでも提供されるとMicrosoftは述べている。また、Access向けの新しいエンタープライズデータコネクタも2017年初頭にリリースされるという。「OData Feed」や「Dynamics CRM」「Salesforce」「Amazon Redshift」のものが含まれる。これらのコネクタはOffice 365 ProPlus、E3、およびE5プランの契約者に提供される。
MicrosoftがこのところOffice 365の中小企業向けバージョンの内容を充実させているのは興味深い。Microsoftは「MileIQ」や「Bookings」「Invoice」「Spend」「Point」「Presence」など、新しい単一目的のアプリをOffice 365 Business Premiumプランに追加しようと取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。