MSが示すセキュリティのあり方--IDの活用範囲拡大へ - (page 3)

阿久津良和 羽野三千世 (編集部)

2016-11-09 07:00

 パートナー戦略については、3月にNTTイノベーション・インスティテュートとMicrosoftの協業を発表済みだが、日本マイクロソフトは今回ラックとの協業を発表した。


ラック 営業本部 セキュリティ営業推進統括部 副統括部長 兼 ソリューション推進部長 信太貞昭氏

 ラックのセキュリティコンサルティングおよび監視サービス(JSOC)と、日本マイクロソフトのADおよびAzure AD、EMSを組み合わせ、標的型攻撃などに対応した「IDベースドセキュリティソリューション」を提供する。セキュリティ製品の課題として機能や効果、そして運用が不明確という点を改善するため、「顧客に説明を行う『セキュリティ対策アセスメント for EMS』を提供する。

 次に脆弱性の問題を明確に説明しながら導入を進める『EMS導入支援サービス』を展開。そしてマネージドサービスとして『JSOC MSS EMS監視・運用サービス』を提供する」(ラック 営業本部 セキュリティ営業推進統括部 副統括部長 兼 ソリューション推進部長 信太貞昭氏)

 日本マイクロソフトも「共同セミナーの開催などの活動を通じて協業に貢献したい。また、顧客の一番近いところにいるパートナーを通じて得られる情報を米国本社に上げて、製品改善につなげたい」(佐藤氏)とした。今後1年間で50社が本ソリューションを導入することを目標に共同で活動を行う。


日本マイクロソフトおよびラックが提供する「JSOC MSS EMS監視・運用サービス」の構造

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