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海外コメンタリー

希少な疾患を診断する医師を「IBM Watson」で支援 - (page 3)

Jo Best (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-11-21 06:30

 「長期的には、このシステムを当病院グループすべての救急処置室や入院窓口で使用し、特定の症状を訴える患者が現れた場合、息切れや胸部の痛みがあるか、意識があるかなど、短時間で回答できる20から30の質問をして、生命に関わる疾患があるかどうかを特定できるようにする予定だ。この情報があれば、救急処置室では非常に有用だろう。患者に胸部の痛みや脳卒中発作の兆候がある場合、その情報さえあれば、システムから心臓専門医や神経内科医に連絡を取ってCTを検討させ、生命の危険が高い患者に対応する際にもタイムラグが生じないようにすることができる」(Schafer氏)

 このようなリモートから管理できるITシステムは、医療従事者の数が少なく、医療機関までの距離が遠いへき地や、特定の疾患の専門医がいない地域での治療のスタート地点として使用できる可能性がある。ただしSchafer氏は、ITシステムは高度な訓練を受けた熱意のある医師を支援するものであるべきで、医師の代わりになるべきではないという意見だ。

 「われわれの病院の待機リストには6000人の患者がいるが、この病院はどちらかと言えば小規模だ。われわれの勤務時間は非常に長い。私の意見では、この病院に必要なのはより多くの医師ではなく、これらの特別な問題に対応するための、高度なITの支援だ。医師が必要なくなることは決してないが、私はテクノロジで代替できる領域については、代替すべきだと考えている」とSchafer氏は述べている。

 「Watsonが医師よりも優れているとは言わないが、Watsonは医師にとって役に立つとは言える。しかし、最終的に責任を負うのは医師だ。われわれが患者に責任を負わなくてはならない」(Schäfer氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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