AppDynamics、「Business iQ」を発表--ビジネスアナリティクス分野を強化

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-11-11 12:17

 アプリケーションインテリジェンス企業のAppDynamicsは米国時間11月10日、「App iQ」プラットフォームの新エンジン「Business iQ」を発表した。これによって、同社はビジネスアナリティクスの分野にさらに踏み込むことになる。Business iQを利用することで、最高情報責任者(CIO)から各事業部門の担当役員、開発者に至るまで、さまざまな立場の人間が、意思決定にアプリケーションインテリジェンスを利用できるようになる。

 Business iQは同社の2016年秋向けリリースの一部として提供される。

 AppDynamicsのこの取り組みは、アプリケーションに関する情報からビジネスに関する知見を得ようとするもので、New Relicなどほかの企業でも同様の試みが見られる。ビジネスのあらゆる活動はソフトウェアを通じて行われており、データはアプリケーションの中を流れている。同社は、開発と運用を連携させる「DevOps」に事業部門を加えた「BizDevOps」に力を入れている。


 Business iQの提供によって、AppDynamicsは企業のデジタル変革を支援する企業としての性格が強まったと言える。

 Business iQのゴールは、共通のインターフェースとフォーマットを提供することで事業部門とIT部門の連携を可能にすると同時に、事業に影響する知見を認知するまでにかかる時間を短縮することだ。App iQには、Business iQの他に、トランザクションを監視する「Map iQ」、コードを監視する「Diagnostic iQ」、ビッグデータ関連のエンジン「Signal iQ」などのエンジンが含まれている。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]